1 予算編成方針
- 本県の財政は、歳入面では,国の財政構造改革を受けて、国庫支出金などの削減が見込まれます。
- また、歳出面では、県債発行残高の累増(平成10年度末見込額 7,319億円)に伴い、公債費等義務的経費の大幅な増加が見込まれており、大変厳しい財政状況が続いています。
- 一方、本県は、平成9年11月、新しい三重をつくりあげるための指針である、新しい総合計画「三重のくにづくり宣言」を公表いたしました。
- 厳しい財政状況のもとで、この新しい総合計画を着実に推進していくためには、中長期的な展望に立ちつつ、予算の重点的・効率的な配分に努めるとともに、行政システム改革を強力に推し進め、効率的な行政を展開していくことが必要です。
- こうした状況を踏まえ、平成10年度予算においては、
- 第1に、新しい総合計画の計画的な実施を図るため、総合計画の主要施策に配慮した財源配分に努めたところです。
- 第2に、健全な財政運営を行うため、官と民、国・県・市町村の役割分担等の観点を踏まえたうえで、昨年度に引き続き、事務事業評価システムにより、県の事務事業を徹底して見直しました。
- 第3に、横断的・総合的な行政をより一層推進するため、マトリックス予算をさらに充実いたしました。
- 以上の諸点を基本として、平成10年度当初予算を編成したところです。
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