2 本県予算の内容
4 歳出予算の特徴
(1) 義務的経費
義務的経費(人件費、扶助費、公債費)は、対前年度伸び率5.6%増の
3,377億1,636万4千円となり、予算全体の44.0%を占めてい
ます。
これは、総合文化センター、サンアリーナ等の大規模建設事業、平成5年
度に行われた経済対策により発行された県債の償還に伴う公債費の増や高齢
化の進展に伴う扶助費の増等が主な要因となっています。
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平成8年度
平成9年度
増減額
伸び率
義務的経費
うち
人件費
扶助費
公債費
3,198億円
2,319億円
322億円
557億円
3,377億円
2,356億円
334億円
687億円
179億円
37億円
12億円
130億円
5.6%
1.6%
3.8%
23.3%
(2) 投資的経費
鈴鹿スポーツガーデン2期整備、県立看護大学の整備完了及び国の公共事
業の減などに伴い、投資的経費全体では対前年度伸び率8.1%減の2,5
22億2,499万円となっています。
単独事業費は対前年度伸び率13.7%減の980億4,771万7千円
となっていますが、県単公共事業については、生活関連基盤の整備を進める
ために重点配分を行い、前年度を若干上回る額を確保しています。
平成8年度 |
平成9年度 |
増減額 |
伸び率 | |
投資的経費 うち 普通建設事業費中 補 助 単 独 県単公共 その他 |
2,744億円 1,228億円 1,136億円 572億円 564億円 |
2,522億円 1,167億円 980億円 576億円 404億円 |
▲ 221億円 ▲ 60億円 ▲ 155億円 4億円 ▲ 159億円 |
▲ 8.1% ▲ 4.9% ▲13.7% 0.7% ▲28.3% |
義務的経費及び投資的経費を除くその他経費については、対前年度伸び
率12.8%増の1,771億449万6千円となっています。
これは、税収関連交付金等のうち、地方消費税の創設に伴い地方消費税
清算金が82億9,300万円、地方消費税交付金が60億8,700万
円皆増するのをはじめ、高茶屋病院整備に伴い病院事業会計貸付金が28
億6,177万7千円の増、中小企業金融対策貸付金(以下「県単金融」
という。)が14億5,800万円の増となっていることなどが主な増要
因となっています。
平成8年度 |
平成9年度 |
増減額 |
伸び率 | |
その他経費 うち 県単金融 税収関連交付金等 |
1,570億円 417億円 193億円 |
1,771億円 431億円 342億円 |
201億円 15億円 149億円 |
12.8% 3.5% 77.1% |
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