知事提案説明

ただいま上程されました補正予算16件、その他議案23件、諮問1件の合わせて40件の議案等について、その概要をご説明します。

今回の補正予算は、今年度の予算執行状況を踏まえた歳入歳出両面における補正要因などに対応するため編成したもので、一般会計で193億5,210万４千円の減額、特別会計で2億8,236万7千円の増額、企業会計で22億5,596万円の減額を行うものです。
　これにより、平成14年度の予算総額は、一般会計で7,523億141万2千円となり、特別会計、企業会計を合わせた三会計の合計額は、8,537億8,191万4千円となります。
　一般会計の概要でありますが、歳入では、県税収入等について50億5,300万円、国庫支出金について25億7,816万7千円、諸収入について中小企業金融対策貸付金元利収入など53億2,239万1千円、県債について臨時財政対策債など55億2,368万3千円をそれぞれ減額しています。
　次に、歳出では、災害復旧事業が減額になるなど公共事業等について66億1,330万5千円、税収関連交付金等について47億1,076万6千円、中小企業金融対策貸付金について27億2,747万9千円などをそれぞれ減額するとともに、緊急雇用創出基金に追加して積み立てる経費13億2,535万5千円を増額しています。

以上で補正予算の説明を終わり、引き続きその他議案の概要についてご説明します。
　議案第76号は、関係町からの合併の申請に基づき新たに「いなべ市」を置こうとするものです。
　議案第77号から第80号までは、県の行う建設事業等の経費の一部について、市町村から徴収する負担金の額について定めるものです。
　議案第81号は、包括外部監査契約を締結するものです。
　議案第82号及び第83号は、住民訴訟の勝訴に係る弁護士費用について、県が負担しようとするものです。
　議案第84号から第93号までは、いずれも工事請負契約を締結又は変更しようとするものです。
　議案第94号は、訴訟上の和解をし、これに伴う財産の交換を行おうとするものです。
　議案第95号は、県が取得した土地について、所有権を確認し、議案第96号は、河川管理施設の管理の瑕疵に起因して発生した事故について、損害賠償の額を決定し、それぞれ和解しようとするものです。
　議案第97号は、財団法人三重県水産振興事業団が創設した基金へ、議案第98号は、三重県信用保証協会へ、それぞれ出捐しようとするものです。
　諮問第1号は、地方自治法の規定により、三重県教育委員会が行った退職手当の返納命令処分に対する審査請求について諮問するものです。

以上をもちまして提案の説明を終わります。
　なにとぞ、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。