それでは、ただいま上程されました議案につきまして、その概要を説明いたします。
議案第148号の「平成27年度三重県一般会計補正予算(第3号)」は、国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)の上乗せ交付分を活用し、まち・ひと・しごと創生を推進するための取組に要する経費として、3億8,364万8千円を計上するものです。
歳出としては、まち・ひと・しごと創生の推進に向けて、地域の実情を踏まえ、「三重県らしさ」、「三重県ならでは」といった独自性を追求した取組を効果的に展開するための所要の経費を計上しています。
先日、国において同交付金を活用した先駆的事業が決定、公表されたところですが、本県からの提案は全国トップレベルの高い評価を得ています。
主な取組としては、高等教育機関の魅力向上や魅力発信を行っていくための取組に2,171万8千円、地域が主体となった観光地づくりに向けた取組(日本版DMO)の支援など三重の魅力を生かした観光産業を振興する取組に7,145万8千円、育児などにより就業を中断した女性の就農実現を促進する取組など多様な働き方・暮らし方の支援を行っていく取組に6,423万7千円、伊勢志摩サミットを契機とした国内外メディア関係者へのプロモーション活動による本県の魅力発信、来訪者や県産品の販売増加につなげる取組など三重の魅力を創出・発信する取組に1億6,426万3千円をそれぞれ計上しています。
なお、歳入としては、国庫支出金で3億6,968万8千円、財政調整基金繰入金で96万円、県債で1,300万円をそれぞれ増額しています。
以上をもちまして提案の説明を終わります。
なにとぞ、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。