(議案等の概要)
引き続き、上程されました補正予算2件、条例案7件、その他議案8件合わせて17件の議案について、その概要を説明いたします。
議案第140号及び第141号の補正予算は、国からの補助金を活用して災害応急対策の拠点として機能する施設等における再生可能エネルギー等の導入支援などに要する経費について補正を行うもので、各会計の補正額は、一般会計で15億3,287万6千円、企業会計で1億3,516万2千円をそれぞれ増額するものです。
まず、一般会計についてその概要を説明いたします。
歳入としては、国庫支出金について、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金で15億円を増額しています。また、基金繰入金について、再生可能エネルギー等導入推進基金で2,820万1千円、財政調整基金で400万円、南部地域活性化基金で67万5千円をそれぞれ増額し、合わせて3,287万6千円を増額しています。
歳出としては、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を再生可能エネルギー等導入推進基金に積み立てるため15億円、この基金を活用して、市町が実施する県内の災害応急対策の拠点として機能する施設等における再生可能エネルギー等の導入を支援するため2,820万1千円、それぞれ計上しています。また、鳥羽市が実施する離島航路船舶の建造に対して支援するため400万円、南部地域活性化基金を活用して、南部地域の企業と就職活動を控えた大学生とのマッチング促進を図る市町の取組を支援するため67万5千円、それぞれ計上しています。
次に、企業会計について説明いたします。
工業用水道事業会計について、工業用水の配水管布設工事等を実施するため、1億3,516万2千円を計上するとともに債務負担行為を追加しています。
以上で補正予算の説明を終わり、引き続き条例案等の諸議案について説明いたします。
議案第142号は、「三重県再生可能エネルギー等導入推進基金」を設置するものです。
議案第143号は、関係法律に基づき、知事の権限に属する事務の一部を市町が処理することについて改正を行うものです。
議案第144号及び第146号は、次代の社会を担う子どもの健全な育成を図るための次世代育成支援対策推進法等の一部を改正する法律による母子及び寡婦福祉法の一部改正に伴い、規定を整理するものです。
議案第145号は、関係法律の一部改正等に鑑み、手数料等についての規定を整備するものです。
議案第147号は、薬事法等の一部を改正する法律による薬事法等の一部改正に鑑み、規定を整備するものです。
議案第148号は、関係法律の一部改正に鑑み、知事が割当をした県営住宅に優先的に入居することができる者についての規定を整備するものです。
議案第149号から第152号までは、工事請負契約を締結又は変更しようとするものです。
議案第153号及び第154号は、財産を取得しようとするものです。
議案第155号は三重県水道事業会計の、議案第156号は三重県工業用水道事業会計の、それぞれ平成25年度の未処分利益剰余金について、処分を行おうとするものです。
以上で諸議案の説明を終わり、次に、諮問について説明いたします。
諮問第1号は、地方自治法の規定により、知事が行った一般の退職手当等の全部を支給しないこととする処分に対する異議申立てについて、諮問するものです。
次に、認定議案について説明いたします。
認定第1号から第4号までは、水道事業会計、工業用水道事業会計、電気事業会計及び病院事業会計の平成25年度決算について、それぞれ認定をお願いするものです。
なお、企業会計にかかる平成25年度決算については、監査委員の審査を経ておりますことを申し添えます。
最後に、報告事項について説明いたします。
報告第40号から第57号までは、議会の委任による専決処分をしましたので、報告するものです。
報告第58号は、議会の議決すべき事件以外の契約等について、条例に基づき、報告するものです。
報告第59号は、関係法律に基づき、企業会計の資金不足比率について報告するものです。
なお、企業会計の資金不足比率については、監査委員の審査を経ておりますことを申し添えます。
以上をもちまして提案の説明を終わります。
なにとぞ、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。