ただいま上程されました補正予算8件、条例案2件合わせて10件の議案について、その概要を説明いたします。
議案第115号から第121号までの補正予算は、平成25年度地方財政計画における給与関係経費の削減による地方交付税等の減額を考慮して職員給与費を減じる一方、当初予算で一部計上を見送った退職手当について所要額の計上を行うものです。
各会計の補正額は、一般会計で22億9,083万1千円を増額する一方、特別会計で2,442万4千円、企業会計で9,907万6千円をそれぞれ減額するものです。
まず、一般会計についてその概要を説明いたします。
歳入としては、基金繰入金について、財政調整基金で22億9,083万1千円を増額しています。
歳出としては、議案第122号及び第123号の給与関係条例案に基づき特別職及び一般職の給与費で52億2,323万7千円を減額する一方、当初予算で一部計上を見送った退職手当で75億4,103万9千円を増額しています。また、小児(こども)心療センターあすなろ学園事業特別会計及び病院事業会計の職員給与費の減額に基づき、特別会計、企業会計への繰出金等について、2,697万1千円を減額しています。
次に、特別会計及び企業会計について、説明いたします。
給与関係条例案に基づき、職員給与費を減額するため、特別会計では、小児(こども)心療センターあすなろ学園事業特別会計で1,807万7千円、流域下水道事業特別会計で634万7千円を、企業会計では、水道事業会計で1,757万6千円、工業用水道事業会計で1,290万円、電気事業会計で1,322万9千円、病院事業会計で5,537万1千円を、それぞれ減額しています。
議案第124号の一般会計補正予算は、最近の全国的な風しんの流行状況を勘案し、胎児に重篤な影響を及ぼす可能性のある妊婦への感染を防止するため、風しんワクチンを接種する費用について、市町が助成する経費の一部を緊急的に補助する経費として、5,141万8千円を計上するものです。
なお、補正予算に要する財源としては、全額、財政調整基金繰入金を計上しています。
以上で補正予算の説明を終わり、引き続き条例案について、説明いたします。
県の厳しい財政状況の中、平成25年度地方財政計画における給与関係経費の削減による地方交付税等の減額を考慮し、議案第122号は、副知事等の給与を特例的に減じ、議案第123号は、知事の給料を減ずるものです。
以上をもちまして提案の説明を終わります。
なにとぞ、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。