議案の説明に先立ちまして、まず、4月15日に三重県中部を震源として発生した地震につきまして、この地震により被災された県民の皆様には心からお見舞い申し上げます。
さて、私は、この度の知事選挙により再び県民の皆様の負託を受け、今後4年間、県政を担当することになりました。
県政を取り巻く環境は、経済情勢や雇用情勢などが好転し、三重が全体として確実に元気になってきている一方で、行財政運営については、行政改革推進法の成立やいわゆる「骨太の方針2006」の閣議決定を受け、一層の効率化、簡素化が求められています。また、地方分権改革推進法が成立し第二期の地方分権改革がスタートしたことに伴い、地域主権の社会をめざして、地方は強い決意を持って真の分権改革を進め、どの地域においても豊かな自治が実現できるよう、しっかりと取り組んでいく必要があります。
このような状況の中で、これからの県政を推進するにあたりまして、私は「文化力」に基づく政策を、「新しい時代の公」にふさわしい進め方で展開し、「質の行政改革」という県政の新しいステージを本格的に推進していくことによって、公共サービスの水準を維持し、さらには向上させていく道を切り拓き、県民一人ひとりがしあわせを実感できる県政の実現に全力を尽くしてまいる所存であります。
議員の皆様方には、格別のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。