ただいま上程されました補正予算15件、その他議案11件合わせて26件の議案について、その概要を説明いたし
ます。
今回の補正予算は、今年度の予算執行状況を踏まえた歳入歳出両面における補正要因などに対応するため編成
したもので、一般会計で43億9,621万6千円の減額、特別会計で10億7,469万2千円の増額、企業会計で9億9,326万
7千円の増額を行うものです。
これにより、平成15年度の予算総額は、一般会計で7,028億5,338万7千円となり、特別会計、企業会計を合わ
せた三会計の合計額は、8,024億5,907万5千円となります。
まず、一般会計についてその概要を説明いたします。
歳入は、県税収入等について49億2,000万円を増額するほか、諸収入について中小企業金融対策貸付金元利収
入など49億9,549万円、国庫支出金について30億990万円、県債について14億4,623万9千円をそれぞれ減額してい
ます。
歳出は、老人福祉施設整備事業について、平成16年度の重点プログラムの前倒しを行うなど8億6,133万4千円
を増額しています。一方、人件費について、退職者の見込み精査に伴う退職手当の減額など37億8,044万6千円、
公共事業等について、災害復旧事業の減額など36億1,640万1千円、中小企業金融対策事業について、融資見込み
の減少に伴い25億6,059万3千円をそれぞれ減額しています。また、これら歳入、歳出予算の増減に伴い、県債管
理基金などに130億9,476万3千円を積み立てています。
企業会計では、電気事業会計について、三重ごみ固形燃料発電所のRDF貯蔵槽爆発事故に伴う市町村のごみ
処理にかかる経費として9億6,240万円を計上しています。
以上で補正予算の説明を終わり、引き続きその他議案について説明いたします。
議案第78号は、関係町からの合併の申請に基づき新たに「志摩市」を置こうとするものです。
議案第79号から第82号までは、県の行う建設事業等の経費の一部について、市町村等から徴収する負担金の額
について定めるものです。
議案第83号は、包括外部監査契約を締結するものです。
議案第84号から第86号までは、いずれも工事請負契約を変更しようとするものです。
議案第87号及び第88号は、財団法人三重県水産振興事業団が創設した基金へ出捐しようとするものです。
以上をもちまして提案の説明を終わります。
なにとぞ、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。