平成30年11月13日(火)から11月15日の3日間、三重県立四日市中央工業高等学校の2年生の生徒4人が、佐藤林業(いなべ市北勢町)の指導の下、林業職場体験をしました。
1日目:チェンソー体験(伐倒・造材)
チェンソーを使った間伐作業(伐倒・造材)の体験をしました。
まず、講師から山づくりの上での間伐の必要性の話を聞き、チェンソーの操作方法について教えてもらったあとで、実際にチェンソーを使った伐倒・造材の体験をしました。
はじめは、チェンソーの威力に腰が引けていた生徒たちも、次第にチェンソーの扱いに慣れてきて、熱心に作業に取組んでいました。
2日目:高性能林業機械の体験(造材・集材・運搬)
チェンソーで伐倒した木をハーベスタで造材し、グラップルでフォワーダに積み込み山土場まで運搬して、再度、グラップルで山土場に集積する作業を体験しました。
初めは、思うように重機を操作することができず、特にハーベスタは操作ボタンがたくさんあって混乱していた様子でしたが、何度もいろんな重機に乗って操作方法を教えてもらううちに、グラップルでの積み下ろし作業など器用に操作できるようになりました。
3日目:薪づくり・ほだ木づくり・木工体験
最終日の午前中は、薪づくりとシイタケのほだ木づくりの体験をしました。
広葉樹は針葉樹に比べて曲りがあったり固く重い物がおおいため、扱いが難しい面もありますが、この2日間で習ったことを思い出しながら、チェンソーやグラップルを使っていました。
薪割り機の体験では、固い広葉樹をバリバリと大きな音を立てて割っていく様子に驚いていましたが、4人で協力して軽トラック一杯分の巻を割りました。
また、午後からは、工房で木工体験をしました。木の枝や身を前に何を作ろうか?初めは戸惑っていた様子でしたが、各々工夫を凝らしてオリジナリティあふれる作品ができあがりました。
3日間の短い期間でしたが、林業を体験した生徒からは「たくさん機械が使えてよかった。」と言った声や、「いろんな種類の木材を見比べてみたい。」「もっと実践的な作業がしたい。」と言った声もあり、森林や林業により興味を持った様子でした。