1日目：高性能林業機械の体験
悟入谷国有林内の利用間伐の現場で、ウィンチで伐倒した木の木寄せ作業を見学したり、グラップルを操作して木をつかむ体験や、ハーベスタの操作体験をしました。参加した生徒たちは、初めは大きな重機が丸太を引き寄せ、大きな音を立てて枝払いや玉切りをする様子を遠巻きに見ていましたが、機械の基本的な操作方法や取り付けられたアームや動きについて作業員から説明を受けると、とても興味深そうに聞き入っていました。
また、操作体験では、少し緊張した様子もありましたが「楽しい。」と言った感想も聞かれました。
2日目：チェンソーによる伐木・造材体験
いなべ市北勢町の切捨て間伐の現場で、まずは標準地を設置し、林分調査をした後、生徒たちの手で伐採木の選木をしました。どの木を残して、どんな山づくりをしていくのか？生徒たちは悩みながらも真剣に選木していました。午後からは、実際に選木した木をチェンソーを使って伐倒し、枝払い・造材作業も体験しました。
「チェンソーが重い。」「自分の思った方向に、なかなか木が倒れない。」と伐倒の難しさを体感した様子の一方で、狙い通りの方向に木を倒す作業員の姿を見て、歓声を上げていました。
3日目：薪割り体験・チッパー体験・木工体験
この日は、主に雨などで山に入れない日にする作業として、堅い広葉樹の木を薪割り機で割ったり、枝葉をチッパーにかける体験をしました。また、午後からは木工体験で、自分たちの思い思いの作品を作りました。
この研修の後に実施したアンケートでは、ほとんどの生徒が「研修に満足した。」と回答しており、中には、「将来、林業会社に勤めたい。」と言う声もありました。
