安全道具と伐倒方法の説明
まずは、準備体操をして体をほぐしてから、ヘルメットや防護服と言った安全道具などの説明がありました。最低限必要とされている安全道具の他にも、細かいおが粉から目を守るためのメガネの着用や、いろんな形の防護服が紹介されてました。つぎに、チェンソーによる伐倒方法について説明がありましたが、受け口の形の重要性について特に丁寧な説明がありました。
模型を使った受け口づくりの練習
説明のあとは、高さ1.3mほどの立木の模型を使ってチェンソーで受け口をつくる練習をしました。中にはチェンソーを使うのが初めての参加者もいましたが、何度も繰り返し練習して受け口の形に切り込みをいれることができるようになりました。また、水準器を利用してチェンソーのバーが水平になっているか確認をしましたが、チェンソーを使い慣れている参加者でもバーが傾いていて、改めて自分のバーの水平位置を確認していました。立木の伐倒体験
午後からは、実際に参加者1人1本ずつ立木の伐倒を体験しました。今回はあらかじめ伐倒する木に縄をかけ、チルホールを使ってゆっくり安全に伐倒をしました。参加者は受け口の方向と伐倒方向にずれがないか慎重に確かめながら、樹齢約50年のスギを伐倒していきました。ほとんどの木がかかり木になりましたが、チルホールを使って安全に地面に落とすことができました。
今回講習会に利用したこの山の持ち主は、「自分で山の手入れをしようとしたが、かかり木になってどうしようもなかったので途中で諦めていたが、道具を使うと楽に倒すことができるので、これを使って自分の山の手入れをしていきたい。」と言っていました。