トヨタ車体(株)いなべ工場の「いなべふれあい企業の森」の概要
平成24年11月にトヨタ車体(株)いなべ工場といなべ市及び三重県の3者がが森林保全協定を締結して、三重県森林組合連合会と地元林業事業体の佐藤林業の指導のもと、5年間で約11haの雑木林の除伐と植林を行う予定です。これまで4年間で約9haの森林整備と約400本の広葉樹を植栽してきましたが、5年目の今年は約2haの除伐と約100本の広葉樹の植栽を予定しています。「いなべふれあい企業の森」開始式
開始式では、まず、トヨタ車体(株)いなべ工場の片山工場長から「普段とは違う環境での作業となりますが、森林を健全に保ち、たくさんの生き物が生息できる森になるようがんばりましょう。」との挨拶がありました。それから、四日市農林事務所の本田林業普及指導員から森林整備の必要性についての説明と、佐藤林業の佐藤誠治氏から除伐作業やチェンソー操作の説明を受けました。
間伐作業の様子
開始式の後には、3つの班に分かれ、佐藤林業の指導のもと、チェンソーを使った除伐作業を体験しました。現場は、コナラやリョウブと言った広葉樹が茂る雑木林で、伐倒方向やかかり木に注意しながら作業を行いましたが、かかり木になった時の対処法としてロープやフェリングレバーなどを使ったやり方も紹介され、参加者は余分な力を使わず木が倒れていく様子を感心した様子で見たり、限られた時間でしたが、森林整備に汗を流しました。今回、除伐を行って林内が明るくなった場所には、来年3月に職員や地元関係者の手により広葉樹が植栽される予定です。