亀山市林業研究会で「木の駅プロジェクト基礎勉強会」を開催しました。
平成28年10月22日(土)に、亀山市林業研究会の会員12名とその関係者3名を対象に、「木の駅プロジェクト基礎勉強会」を開催しました。木の駅プロジェクトとは?
木の駅プロジェクトは、平成17年に高知県で木質バイオマス発電用の材料を集めるために始まった林地残材収集システムのもとに、森林所有者や林業研究グループなどの活動団体が、間伐した後の林地残材を「木の駅(土場)」に出荷する活動で、その対価として地域通貨を発券することで、町の商店などを利用する人が増え地域の活性化につながる活動です。平成23年に岐阜県の恵那市で「笠周木の駅プロジェクト」の活動が開始されてから、その取り組みは全国へと広がっていき、三重県内でも現在6カ所で「木の駅プロジェクト」の活動が行われています。
「木の駅プロジェクト基礎勉強会」の概要
平成28年10月22日(土)に行われた亀山市林業研究会の総会の後に「木の駅プロジェクト基礎勉強会」を開催しました。1.事例紹介「木の駅白山の取組について」
講師:白山町林業研究会 会長 川井春生
白山町林業研究会は、平成26年10月からNPO法人もりずむと協働で津市白山町で薪利用を目的とした「木の駅白山」の活動を行っていますが、その仕組みの説明や、出荷の状況、そして地域通貨券について説明していただきました。
また、平成27年7月から、津市美杉町で木質バイオマス発電利用を目的に始まった「未利用間伐材の買取」の仕組みや「木の駅白山」との違いについても説明していただきました。
参加者からは、地域通貨券について「具体的に、どんな店で使えるんですか?」と言った質問がありました。
2.「木の駅プロジェクト」の仕組みの説明
講師:三重県四日市農林事務所 林業普及指導員 本田美香
木の駅の基本的な考え方や木質バイオマス発電用に木を出荷するために必要な書類について、説明がありました。参加者の反応
勉強会の後で参加者を対象に行ったアンケートでは、9割以上の参加者が木の駅プロジェクトに「興味がある」と回答していて、半数近い人が「木の駅にいずれ出荷したい」と回答しました。また、半数以上の人が「書類作成」に不安を示していることが分かりました。