参加者30名
(1)講演「大豆・凍り豆腐タンパク質の健康メリット」
講師 旭松食品株式会社 研究所 副主任研究員 石黒 貴寛 氏
大豆や凍り豆腐に含まれるタンパク質の機能性や、凍り豆腐を使ったレシピ提案や災害時の活用方法についてご紹介いただきました。
大豆に含まれるレジスタントタンパクといわれるタンパク質にはコレステロールを調節する働きがあるようです。このレジスタントタンパクは凍り豆腐に特に多く含まれており、凍り豆腐を摂取することで総コレステロール、LDLコレステロールの値が下がったといった研究報告もあるようです。
(2)ワークショップ「災害時の食事提供について」
災害時の食事提供について、机上訓練の形で各自検討いただき、その後、
それぞれの職域ごとで情報共有をしていただきました。
情報共有の内容
病院G
災害時にどのような対応をとるべきか詳細に検討されたようです。食数把握の方法や、配膳方法が検討事項として挙がったようです。
老人福祉施設等G①
食形態ごとの備蓄食品の状況や、災害時に食事を提供するために、必要な機材、人員等についても検討されたようです。
老人福祉施設等G②
備蓄食品の状況・保管・活用方法について検討されていました。また、災害時の動きとしてどのような行動を取るべきかについて共有されたようです。
児童施設G
災害時対応フローチャートの作成状況と、備蓄の状況、について共有されたようです。また備蓄食品の内容についておやつのみのところもあるようで、何をどれだけ備蓄するべきか検討されていました。
ワークショップでは他の施設の状況が聞けて参考になった、自施設の状況について見直すことができたとの意見が多く、有意義な活動であったように感じました。このワークショップで検討したことを生かして、各施設でのマニュアル整備、備蓄の充実につなげていただけることと期待しています。
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