平成26年度活動
第1回研修会報告
日時 |
平成26年6月18日(水)13時30分~16時30分 |
---|---|
場所 | 三重県桑名庁舎 3階 第一会議室 |
内容 |
参加者 38名
(1)講演 「熱中症対策について」 講師 大塚製薬株式会社 名古屋支店 津出張所 酒井照夫 自宅内での日常生活にも熱中症が潜んでいることをDVDにて紹介され、その後、熱中症の機序、効率的な水分の補給(塩分濃度、糖質の種類)、暑さ指数(WBGT)等の紹介をしていただきました。
(2)講演 「エクオールについて」 講師 大塚製薬株式会社 名古屋支店 エクエル担当 金井一記 大豆に含まれる栄養成分とその機能性を再確認し、まだ聞き慣れない「エクオール」について情報提供をしていただきました。
(3)お知らせ(事務局から) *栄養サマリー(栄養情報提供書) 桑名保健所管内では、平成23年に当研究会で作成し、22施設が活用されています。
(4)情報交換 テーマ:水分補給の工夫 今回は、老人保健施設グループ、児童グループ、病院グループ、老人福祉等混合グループの4つに分かれていただきました。 【老人保健施設】水分補給のタイミングやその種類、とろみ加減等、施設で工夫していることを情報交換されました。 【児童】講演では、水分補給に塩分や糖分の入った飲料をすすめられましたが、こどもには、甘い味に慣れさせたくないため、お茶、水で提供していくことを、お互いに確認されました。また、最近では、透明の甘いジュースを水と誤認している人、持参する水筒にジュースが入っている現状等を情報交換し、正しく情報を伝えなければならないことも確認されたようです。 【病院】病態により対応が異なり、その違いを認識しあったようです。また、悩みを出し合い、互いに解決できたようです。 【老人福祉等混合】お茶ゼリーの作りかた(寒天、ゼラチンの割合)、とろみ剤の種類による違いなど、各施設で工夫していることを情報交換されました。
|
第2回研修会報告
日時 |
平成27年1月27日(火)13時30分~16時30分 |
---|---|
場所 | 三重県桑名庁舎 3階 第一会議室 |
内容 |
参加者 34名
(1)講演 「地域包括ケアシステム」の構築に向けた栄養士に対する期待 講師 桑名市副市長 田中謙一 地域包括ケアシステムについて、概要を説明していただきました。住み慣れた場所でケアを受けられる仕組みづくりで、多職種協働で自立を支援することを目指しているとのことです。そして、栄養士へ次のような提案がされました。 ・在宅医療、介護連携支援センターの運営に参画を ・訪問栄養指導の普及を ・多職種協働のため、サービス担当者会議や地域ケア会議に参加を
(2)講演 「ラクトフェリンの感染症予防効果」 講師 株式会社クリニコ東海支店 佐藤千恵 ラクトフェリンの機能性、感染症に対する効果やその機序、腸内細菌と免疫について、大変わかりやすく紹介していただきました。 ラクトフェリンは胃で分解されるとラクトフェリシンとなり、小腸でノロウィルスの付着と複製を阻害するそうです。また、ナチュラルキラー細胞活性を高めたり、ビフィズス菌の増殖作用もあり、腸内環境が改善され 免疫力が高まり、様々な生理機能が向上するようです。
(4)情報交換 テーマ:衛生管理 今回は、特別養護老人施設グループ、老人保健施設グループ、病院グループ、児童グループの4つに分かれていただきました。 【特別養護老人ホーム】細菌検査の実施回数、厨房内の動線、調理師への指導方法について情報交換されました。 【老人保健施設】異物混入対策、害虫発生の対処、ノロウィルス対策につて情報交換されました。 【病院】細菌検査の内容、調理師への衛生教育、患者の食器の区分、食事介助者への衛生管理について情報交換されました。 【児童】手袋使用の場合の手洗いのタイミング、調理員へのマニュアル周知、アレルギー対応の食事について情報交換されました。児童グループは研修会終了後も30分ほど引き続きアレルギー対応について、お 話し合いをされ、勉強になったとのご意見もありました。 *今回は情報交換後、グループ内で連絡先を交換される姿が多くみられました。 今後も情報交換の場を提供していきたいと思います。
|