令和2年6月19日、中央自動車株式会社(三重県桑名市大央町25番地 代表取締役社長 小谷中剛(以下「事業者」という。))から事業者敷地内(三重県桑名市中央町3丁目69番地、70番地)における鉛及びその化合物による土壌汚染について、その対策が完了した旨の報告がありました。
本件は「三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項」に基づき、令和元年12月13日に事業者から土壌汚染発見の届出が行われたものです。
1 内容
事業者から提出された土壌汚染対策完了に係る報告書の内容は次のとおりです。
(1)令和2年5月7日から5月9日にかけて、鉛及びその化合物の環境基準を超過した汚染土壌(127.43m3)を掘削除去し、掘削除去部分は汚染の無い自然土で埋め戻しました。
(2)掘削した汚染土壌は、汚染土壌処理業許可業者に委託し、適切に処理されました。
(3)対策工事の実施にあたり、汚染土壌の撤去の完了まで汚染区画は立入禁止措置が講じられ、人の健康及び生活環境に係る被害は生じていません。
2 報告者連絡先
中央自動車株式会社
電話番号 0594-22-4411
3 広域地図(PDF)
[参考]
○鉛及びその化合物
古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。鉛は地殻の表層部には重量比で0.0015%程度存在し、水や大気中から検出される鉛には、人為的な排出のほかに地質に起因するものが含まれます。
なお、鉛は人の臓器や組織に通常存在する物質ですが、高濃度の鉛の暴露では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。