ヤングケアラーとは、家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者であり、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、本人の育ちや教育に影響があるといった課題があります。また、子ども自身や家庭が自覚しづらく顕在化しにくい特徴があり、自ら支援を求めることは少ない状況があります。
特に子どもについては、自身の負担や不調、生活上の支障に対する自覚がない場合も考えられることから、ヤングケアラーについて理解を深めるために「子ども向けリーフレット」を作成しました。
1 内容
子ども自身がヤングケアラーについて理解し、困りごとや悩みごとがある時には信頼できる大人に
相談してほしいというメッセージをイラストも取り入れ、わかりやすく掲載しています。
<構成>
・ヤングケアラーの意味
・学習や遊ぶことなど、子どもとしての生活は大切であること(子どもの権利)
・困りごとや悩みごとがある時には信頼できる大人(学校の先生など)に相談してほしいこと
・ヤングケアラー相談窓口
2 配付対象者
・県内の小学校 5年生、6年生 約29,000人
・県内の中学校 全学年 約46,000人
3 規格・頁数
A4判(A3二つ折り)、全4ページ
4 配付先・掲載先
県内小中学校(506校)に送付するほか、県ホームページに掲載します。
5 配付時期
令和7年3月上旬
6 その他
県家庭福祉・施設整備課では、ヤングケアラーの理解促進や支援の充実に向け、支援者向けのハン
ドブックを作成しているほか、出前講座を実施していますので、ご希望の場合は県家庭福祉・施設整
備課(TEL:059-224-2271)までご連絡ください。
<出前講座のテーマ例>
・ヤングケアラーとは?(主に一般県民の方向けの内容)
・ハンドブックの内容について(主に支援者向けの内容)