野生いのししによる豚熱ウイルスの拡散を防止するため、令和3年11月8日から、県内の17市町において、野生いのししに対する豚熱経口ワクチンの散布を実施します。散布地点数は391か所で、令和4年1月20日までに、各か所2回の散布を計画しています。
1 経口ワクチン散布の概要
・時期 1回目:令和3年11月8日(月)から30日間で散布(餌付け作業含む)を実施。
2回目:令和4年 1月5日(水)から16日間で散布を実施。
・場所 いなべ市、菰野町、四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、名張市、津市、松阪市、多気町、
伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、大紀町、南伊勢町、御浜町における山林及びその周辺地域。
【別紙1】のとおり
・散布地点数(予定) 391か所で各2回 計15,640個の経口ワクチン散布を計画
いなべ市:12か所 菰野町: 8か所 四日市市:32か所 鈴鹿市: 31か所
亀山市: 20か所 伊賀市: 62か所 名張市: 12か所 津 市: 70か所
松阪市: 35か所 多気町: 10か所 伊勢市: 16か所 鳥羽市: 6か所
志摩市: 25か所 玉城町: 16か所 大紀町: 12か所 南伊勢町:12か所
御浜町: 12か所 (全17市町 計391か所)
※経口ワクチンは1か所あたり20個散布します。なお、散布地点は、散布する場所の状況により調整す
る場合があります。
※経口ワクチン散布実施スケジュールの詳細は【別紙2】のとおり。
【参考 これまでの散布状況】 前回(R3年6,7月)散布状況とこれまでの通算(延べ)
市 町 散布実施回数 前回地点数(散布個数) 通算地点数(散布個数)
桑名市 6回 0 (0) 205 (4,100)
いなべ市 7回 12 (240) 347 (6,940)
菰野町 7回 8 (160) 200 (4,000)
四日市市 8回 32 (640) 345 (6,900)
鈴鹿市 8回 31 (620) 280 (5,600)
亀山市 8回 20 (400) 306 (6,120)
伊賀市 5回 62 (1,240) 452 (9,040)
名張市 4回 12 (240) 97 (1,940)
津 市 4回 70 (1,400) 499 (9,980)
松阪市 4回 35 (700) 290 (5,800)
多気町 2回 10 (200) 40 (800)
大台町 1回 0 (0) 50 (1,000)
伊勢市 1回 16 (320) 16 (320)
鳥羽市 1回 6 (120) 6 (120)
志摩市 1回 25 (500) 25 (500)
玉城町 1回 16 (320) 16 (320)
大紀町 1回 12 (240) 12 (240)
南伊勢町 1回 12 (240) 12 (240)
御浜町 1回 12 (240) 12 (240)
計 391 (7,820) 計 3,210 (64,200)
2 散布後の対応
・散布実施後、経口ワクチン回収を行い野生いのししによる摂取状況を確認します。
・散布完了日から20日後に野生いのししの豚熱感染の有無や、経口ワクチンの有効性を確認するための
調査捕獲を再開します。なお、対象範囲が広域で地域により散布期間が異なるため、再開日も各地域で
異なります。
3 報道機関へのお願い
・経口ワクチンの散布は、野生いのししの誘引への影響や豚熱ウイルスの拡散の恐れなどを踏まえ、必要
最小限の人数で行う必要があることから、散布場所での取材については、自粛いただきますよう、お願
い申し上げます。
4 その他
・経口ワクチンは、国の食品安全委員会で安全と評価された成分や食品からできており、安全であると評
価されたものです。
・豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出回
ることはありません。仮に、感染した豚やいのししの肉を摂取しても人体に影響はありません。