野生いのししによる豚熱ウイルスの拡散を防止するため、令和3年2月1日から、四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、名張市、津市、松阪市、多気町、大台町において、野生いのししに対する豚熱経口ワクチンの散布を実施します。散布箇所は485か所(経口ワクチン9,700個分)を計画しています。
1 経口ワクチン散布の概要
・時期 令和3年2月1日(月)から概ね1か月で散布・回収を完了の見込み。
・場所 四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、名張市、津市、松阪市、多気町、大台町にかかる山林及び
その周辺地域 【別紙1】のとおり。
・散布予定箇所数 485か所に計9,700個の経口ワクチン散布を計画
四日市市: 10か所 鈴鹿市 :10か所 亀山市: 35か所
伊賀市 :110か所 名張市 :25か所 津 市:130か所
松阪市 : 85か所 多気町 :30か所 大台町: 50か所
※経口ワクチンは1か所あたり20個散布します。なお、散布箇所は、散布する場所の状況により調整す
る場合があります。
※経口ワクチン散布実施スケジュールの詳細は【別紙2】のとおり。
【参考 これまでの散布状況】 前回(R2年11月)散布状況とこれまでの通算(延べ)
市 町 散布実施回数 前回箇所数(散布個数) 通算箇所数(散布個数)
桑名市 6回 27 (540) 205 (4,100)
いなべ市 6回 45 (900) 335 (6,700)
菰野町 6回 30 (600) 192 (3,840)
四日市市 6回 46 (920) 303 (6,060)
鈴鹿市 6回 40 (800) 239 (4,780)
亀山市 6回 45 (900) 251 (5,020)
伊賀市 3回 120 (2,400) 280 (5,600)
名張市 2回 30 (600) 60 (1,200)
津 市 2回 149 (2,980) 299 (5,980)
松阪市 2回 85 (1,700) 170 (3,400)
多気町 新規 0 (0) 0 (0)
大台町 新規 0 (0) 0 (0)
計 617 (12,340) 計 2,334 (46,680)
2 散布後の対応
・散布実施の5日後(最も早い箇所で2月6日(土)からを予定)から各地域で経口ワクチン回収を行
い、野生いのししによる摂取状況を確認します。
・散布・回収完了日から10日間を置いて、野生いのししの豚熱感染の有無や、経口ワクチンの有効性を
確認するための調査捕獲を再開します。なお、対象範囲が広域で地域により散布期間が異なるため、再
開日も異なります。
3 報道機関へのお願い
・経口ワクチンの散布は、野生いのししの誘引への影響や豚熱ウイルスの拡散の恐れなどを踏まえ、必要
最小限の人数で行う必要があることから、散布場所での取材については、自粛いただきますよう、お願
い申し上げます。
4 その他
・経口ワクチンは、国の食品安全委員会で安全と評価された成分や食品からできており、安全であると評
価されたものです。
・豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出回
ることはありません。仮に、感染した豚やいのししの肉を摂取しても人体に影響はありません。