野生いのししによる豚熱ウイルスの拡散を防止するため、令和2年11月18日から、桑名市、いなべ市、菰野町、四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、名張市、津市、松阪市において、野生いのししに対する豚熱経口ワクチンの散布を実施します。散布箇所は617か所(経口ワクチン12,340個分)を計画しています。
1 経口ワクチン散布の概要
・時期 令和2年11月18日(水)から概ね20日間程度で散布・回収を完了の見込み
・場所 桑名市、いなべ市、菰野町、四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、名張市、津市、松阪市に
かかる山林及びその周辺地域 【別紙1】のとおり
・散布予定箇所数 617か所に計12,340個の経口ワクチン散布を計画
桑名市 : 27か所 いなべ市:45か所 菰野町: 30か所
四日市市: 46か所 鈴鹿市 :40か所 亀山市: 45か所
伊賀市 :120か所 名張市 :30か所 津 市:149か所
松阪市 : 85か所
※経口ワクチンは1か所あたり20個散布します。なお、散布箇所は、散布する場所の状況により調整す
る場合があります。
※経口ワクチン散布実施スケジュールの詳細は【別紙2】のとおり。
【参考 これまでの散布状況】 前回(R2年9月)散布状況とこれまでの通算
市 町 散布実施回数 前回散布箇所数(延べ計) 前回散布個数(延べ計)
桑名市 5回 0 (178) 0 (3,560)
いなべ市 5回 0 (290) 0 (5,800)
菰野町 5回 0 (162) 0 (3,240)
四日市市 5回 0 (257) 0 (5,140)
鈴鹿市 5回 0 (199) 0 (3,980)
亀山市 5回 0 (206) 0 (4,120)
伊賀市 2回 0 (160) 0 (3,200)
名張市 1回 0 (30) 0 (600)
津 市 1回 0 (150) 0 (3,000)
松阪市 1回 85 (85) 1,700 (1,700)
計 85(1,717) 計 1,700 (34,340)
2 散布後の対応
・散布実施の5日後(最も早い箇所で11月23日(月)からを予定)から各地域で経口ワクチン回収を
行い、野生いのししによる摂取状況を確認します。
・散布・回収完了日から10日間を置いて(12月18日(金)からを予定)、野生いのししの豚熱感染
の有無や、経口ワクチンの有効性を確認するための調査捕獲を再開します。
3 報道機関へのお願い
・経口ワクチンの散布は、野生いのししの誘引への影響や豚熱ウイルスの拡散の恐れなどを踏まえ、必要
最小限の人数で行う必要があることから、散布場所での取材については、自粛いただきますよう、お願
い申し上げます。
4 その他
・経口ワクチンは、国の食品安全委員会で安全と評価された成分や食品からできており、安全であると評
価されたものです。
・豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出回
ることはありません。仮に、感染した豚やいのししの肉を摂取しても人体に影響はありません。
※「豚熱(ぶたねつ)」「アフリカ豚熱(ぶたねつ)」の呼称及び表記の変更について
令和2年10月16日に、農林水産省から「CSF」「ASF」の呼称及び表記について、今後は法
律上の名称である「豚熱」「アフリカ豚熱」を使用する方針であるとの通知を受けたため、本県におい
ても、今後の呼称及び表記については「豚熱」「アフリカ豚熱」を使用します。