ヤングケアラーとは、一般に本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどもをいい、自身の年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、本人の育ちや教育に影響があるといった課題がありますが、家庭内でのデリケートな問題であること、また、本人や家族に自覚がないなどの理由から、支援が必要であっても表面化しにくい構造となっています。
県では、ヤングケアラーの支援体制の強化に向けて、学校、医療、福祉分野等のこどもに関わる関係者向けに、ヤングケアラー支援に関する業務・活動を行う際に参考としていただく「ヤングケアラー支援ハンドブック」(以下「ハンドブック」という。)を作成しました。
1 内容
令和4年度に県が実施した実態調査の結果をふまえ、以下の構成で県内におけるヤングケアラーの現状や支援のあり方等について掲載しています。
<構成>
はじめに
第1章 ヤングケアラーの理解
第2章 ヤングケアラー支援の必要性
第3章 ヤングケアラーと思われるこどもに気づくポイント
第4章 ヤングケアラーへの支援
ヤングケアラー相談窓口
2 対象者
・学校、医療、福祉分野等のこどもに関わる関係者
・地域で子育て支援やこどもの居場所づくり等に取り組む団体、民生委員・児童委員 など
3 発行部数 3,000部
4 規格・頁数 B5判、全25ページ
5 配布先・掲載先
県子ども福祉・虐待対策課において配布するほか、県ホームページで電子ファイルを掲載します。
6 その他
県子ども福祉・虐待対策課では、ヤングケアラーの理解促進や支援の充実に向け、出前講座を実施していますので、ご希望の場合は県子ども福祉・虐待対策課(TEL:059-224-2883)まで個別にご連絡ください。
<出前講座のテーマ例>
・ヤングケアラーとは?(主に一般県民の方向けの内容)
・ハンドブックの内容について(主に上記2の対象者の方向けの内容)