平成29年度の県内の児童相談所における児童虐待相談対応件数は、下記のとおりです。
記
1 件数
平成29年度の県内の児童相談所における児童虐待相談対応件数は、1,670件(前年度比127.5%、360件増)となり、過去最多件数を更新しました。
〔児童相談所別件数〕
北勢児童相談所 968件(対前年度比128.6%、215件増)
中勢児童相談所 350件(対前年度比111.1%、 35件増)
南勢志摩児童相談所 125件(対前年度比255.1%、 76件増)
伊賀児童相談所 149件(対前年度比117.3%、 22件増)
紀州児童相談所 78件(対前年度比118.2%、 12件増)
〔相談種別別件数〕
心理的虐待 678件(対前年度比135.1%、176件増)
身体的虐待 542件(対前年度比120.7%、 93件増)
保護の怠慢・拒否(ネグレクト)
421件(対前年度比124.9%、 84件増)
性的虐待 29件(対前年度比131.8%、 7件増)
〔相談経路別件数〕
市町の機関 686件(対前年度比106.7%、 43件増)
警察 352件(対前年度比255.1%、214件増)
近隣・知人 171件(対前年度比 97.2%、 5件減)
学校等 158件(対前年度比156.4%、 57件増)
県の機関 98件(対前年度比116.7%、 14件増)
※ 相談経路については、上位5位までを記載
2 相談の特徴
(1)警察からの相談件数が大きく増加(前年度比255.1%、214件増)しています。これは、平成29年3月に「児童虐待に係る関係機関との情報共有に関する申合せ書」を警察と締結するなどして、警察との積極的な情報共有が推進されたためと考えられます。
(2)全ての相談種別で増加している中、平成28年度に引き続き、心理的虐待の件数が最多となっています。これは、配偶者に対する暴力がある家庭における児童について、心理的虐待として通告する事例が増加してきたことなどによるものと考えられます。