施設整備に携わる人が、UDに配慮された施設整備に取り組むことができるよう、施設づくりの流れ、整備基準、施設を運営するうえで配慮すべき事項についてまとめた「県有施設のためのユニバーサルデザイン(UD)ガイドライン」を作成しました。
1 経緯
県では、「三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例」(以下「UD条例」という。)に基づき、ユニバーサルデザインのまちづくりを進めています。多様な主体の社会参加を進める中で、だれもが暮らしやすいまちや、使いやすい建物がより一層求められています。
このため、UD条例に基づく「第4次三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進計画(2019-2022)」において、公共施設の模範となるべき県有施設がよりUDに配慮されたものとなるように、望ましい基準等の作成を重点取組としました。
そこで、令和元年度に県有施設のバリアフリー化の状況について調査を行い、その結果を踏まえ、県有施設を整備するときに、どのようなプロセスを経て、どのような部分を配慮するべきかについて「県有施設のためのユニバーサルデザイン(UD)ガイドライン」としてまとめました。
2 目的
このガイドラインは、県有施設の整備に携わる職員等が、施設を整備する場合に参考とすることで、UDに配慮された施設整備に取り組むことができるようまとめたものです。施設づくりの流れを具体的にまとめ、ハード面だけでなく、施設を運営するうえで配慮すべき事項についても記載しています。
市町・民間の施設でも参考にしていただける内容となっておりますので、このガイドラインを活用していただき、UDに配慮された施設づくりをお願いします。
3 基本方針
『すべての人が安全で快適に過ごせるよう、はじめからデザインされた県有施設を、ともに創り出す』をガイドラインの基本方針としています。