1 要旨
令和6年1月29日(月)に特別支援学校西日野にじ学園にて開札した電子見積合せ「西日野にじ学園
昇降口下駄箱製作及び据付」について、応札はあったものの予定価格超過であったため、引き続き2回目
以降の見積合せの執行を行うところ、誤って見積を打ち切り、「不調・取止め」として、参加者の見積金
額を含む結果を公開しました。
また、同日、同案件を再公告しましたが、仕様の変更がなかったにもかかわらず設計額の変更を行って
おり、2月5日(月)に案件を中止しました。
2 内容
(1)見積合せの概要(三重県電子調達システムによる見積合せ)
案件名:西日野にじ学園昇降口下駄箱製作及び据付
初回:令和6年1月18日(木)公告、1月29日(月)開札
2者応札があったが不調(うち1者は参加要件を満たさず、無効)
1月29日(月)結果公開
再掲:令和6年1月29日(月)公告、2月9日(金)開札予定
2月5日(月)公告中止
(2)経緯
・ 1月29日(月)に当校の事務職員が開札を行ったところ、予定価格超過でしたが、誤って2回目以
降の見積手続きを打ち切り、不調として案件を取止めました。引き続き、公告時の調達説明書どおりに
事務処理が行われれば、有効参加者(今回は1者)のみ2回目或いは3回目の見積提出が可能でした。
・ また、同日、「不調・取止め」として、有効参加者の見積金額を含む結果を公開するとともに、「再
掲」として同案件を再公告しました。本来、再び見積合せを実施する場合は、その結果が決定されるま
で、初回の結果は公開しないこととしています。
・ 1月30日(火)に、出納局から連絡を受け事務処理誤りが判明したため、同日、初回の有効参加者
に、見積合せを1回で終了したことについて謝罪しました。
・ 再掲案件については、参加意思があり現地確認を済ませた事業者がありましたが、初回の結果が公表
されていること、同一の仕様で設計額の変更を行っていたこと、改めて仕様を確認したところ内容が十
分ではないことから、2月5日(月)に案件を中止しました。また、参加意思を示していた事業者に、
中止について謝罪しました。
・ 今回の原因は、担当者の会計事務に係る知識や理解が十分でなかったことや、事務手続きについて承
認を得る前に手続きを進めるなど、相談や確認が十分に行われなかったことによるものです。
3 今後の対応
会計事務研修受講などを通じて知識習得を積み重ねるとともに、コンプライアンス意識の向上を図り、
再発防止に取り組みます。また、開札の際はシステムの操作マニュアルなどを確認しながら、複数の職員
で対応を行います。