伊賀白鳳高等学校で実施した受変電設備更新工事において、受注者が、取り外した変圧器を移動させた際、誤って変圧器内の絶縁油を漏洩させました。漏洩した絶縁油を採取して検査したところ、低濃度PCBが含有されていたことが判明しました。
1 これまでの経緯
・令和6年3月2日(土)、伊賀白鳳高等学校で実施した受変電設備更新工事において、受注者
が、取り外した変圧器を現場から学校敷地内の保管庫に移動させる際、誤って現場内で破損した
ことにより絶縁油が漏洩しました。
・漏洩により、電気室内及び室外付近の犬走コンクリート等が汚損しました。
・変圧器の破損した箇所は、受注者が、パテにて閉塞のうえアルミテープを貼る処置を行い、同日
中に保管庫に移動させました。
・3月4日(月)、汚損拡大を防止する措置として汚損箇所をブルーシートで被う処置と、保管庫
内の汚損を防ぐため、再度漏油しても油が漏れない様に受け皿(トレイ)を設置しました。
・3月6日(水)、学校にて絶縁油を採取し、検査会社へ検体を送付しました。
・学校では発生以降、毎日保管庫内の状況の確認を行っていましたが、3月12日(火)に確認を
行ったところ、再度絶縁油が漏洩し保管庫の床まで漏れ出していることが判明しました。
・保管庫内の汚損拡大を防止するため、漏れ出した絶縁油は本校職員が新聞紙に吸着させました。
・3月14日(木)、検査会社より速報が届き低濃度PCB含有が判明しました。(8.3mg/kg)
2 現在の状況
・電気室及び保管庫内で漏洩した絶縁油については、汚損拡大を防止する措置をとっており、室外
に漏洩はしていません。
・電気室外付近に漏洩した絶縁油については、汚損拡大を防止する措置として、ブルーシートで被
い、立入禁止措置をとっています。
3 今後の対応
・絶縁油が漏洩して汚損した部分については、これを除去しPCB含有廃棄物として学校にて保管
します。除去に伴って解体する犬走コンクリート、保管庫床については、復旧方法を検討してい
きます。
・汚損部分の除去までの期間については、生徒や教職員に健康被害を及ぼさない様にブルーシート
等による養生や立入禁止措置を継続して行います。