令和4年5月10日(火)、県立特別支援学校東紀州くろしお学園で、スクールバスにのせていた令和3年度在校児童生徒全員の「緊急時対応用一覧表(児童生徒の健康情報を記載)」を紛失していることがわかりました。同日以降、教職員で校内を中心に一覧表を探しましたが、5月13日(金)時点で見つかっていません。
1 学校の概要
三重県立特別支援学校東紀州くろしお学園(熊野市金山町2496)
校長:小倉 礼 児童生徒:35人
2 事案の概要
(1)紛失物
・令和3年度の全在校児童生徒の「緊急時対応用一覧表」27人分
・「緊急時対応用一覧表」は、児童生徒の名前、障がい者手帳の種別、診断名、緊急搬送希望先病院、
アレルギー、てんかん、服薬状況等を記載し、表紙を合わせてA3用紙3枚に綴じたもの
(2)管理状況
・「緊急時対応用一覧表」は、添乗員が管理し、スクールバス中央扉付近の座席背もたれの後ろに、
プラスチックケースに入れて保管していました。ケースは施錠していません。
・「緊急時対応用一覧表」は、令和3年4月にケースに保管した後は、一年間使用しておらず、
所在の確認も行っていませんでした。
(3)学校での対応
・5月10日(火)に、スクールバスの添乗員が「緊急時対応用の一覧表」を令和4年度版に
差し替えようとして紛失に気付きました。
・管理職に報告があった後、スクールバスと添乗員の控室を中心に捜索しましたが、発見でき
ませんでした。
・5月11日(水)の朝、教職員に状況を説明して、職員室や教室、特別教室、外回り等の校
内をくまなく探すとともに、スクールバスの車内も再度詳しく探しましたが、見つかってい
ません。
・5月12日(木)の午後、紛失した一覧表に掲載されていた卒業生を含む児童生徒の保護者
に、一覧表がなくなったことの経緯の説明と謝罪を、担任から電話により伝えました。
3 今後の対応
・引き続き「緊急時対応用一覧表」の捜索を続けます。
・再発防止のために、緊急時には添乗員が学校に連絡をして学校が対応することとし、「緊急時対
応用一覧表」を含めた個人情報に関する書類をスクールバスにはのせない方法を急ぎ検討します。
また、個人情報の管理について、収集する必要性を含めて精査し、管理を徹底します。