県立盲学校および県立聾学校を、津市城山の旧県立小児(こども)心療センターあすなろ学園および旧県立草の実リハビリテーションセンター跡地に新築します。
1 整備の概要
盲学校および聾学校は、それぞれ視覚障がい、聴覚障がいのある幼児児童生徒が通学する県内唯一の特別支援学校です。盲学校の校舎は昭和40年、聾学校の校舎は昭和46年に建築しており、築年数が約50年経過し老朽化が進んでいます。あわせて、聾学校は津波浸水想定区域内に立地しており安全対策が必要な状況です。これまで、これらの課題への対応を検討し、幼児児童生徒が安全に安心して学校生活を送ることができるよう、盲学校および聾学校を旧県立小児心療センターあすなろ学園および旧草の実リハビリテーションセンターの跡地に整備することとします。グラウンドや体育館等は共用します。
また、新たに整備する盲学校および聾学校は、城山特別支援学校に隣接することから、現在、盲学校、聾学校、城山特別支援学校に設置している寄宿舎を統合し、新しい寄宿舎として整備します。
2 整備地:資料参照
津市城山一丁目498番2(校舎、体育館等)
津市城山一丁目353番13(グラウンド、駐車場等)
3 盲学校および聾学校について
(1)対象障がい種別
盲学校:視覚障がい 聾学校:聴覚障がい
(2)両校の沿革
大正 8年 三重県慈善協会により三重盲唖院として設立
大正10年 私立三重県盲唖学校に改称
大正14年 県立に移管 県立盲唖学校へ改称
昭和22年 県立盲学校、県立聾学校に分離独立
昭和40年 現在地(津市高茶屋四丁目39番1号)に盲学校校舎建設
昭和46年 現在地(津市藤方2304-2)に聾学校校舎建設
令和 元年 創立100周年記念式典
(3)両校の在籍幼児児童生徒数(令和2年5月1日現在)
盲学校:25名 聾学校:85名
(4)両校の通学区域
県内全域
(5)その他
新築後の盲学校および聾学校の教育内容等について、有識者、医師、支援団体、企業、保護者等から幅広く意見を聴取し、今年度内にとりまとめます。