教員を志望する大学生が、初任、教職経験6年次、11年次と経験年数の異なる教員が合同で実施する「授業実践研修」という教員研修に参加します。
この取組は昨年度から行っているもので、期間は、令和5年11月2日(木)から令和6年2月6日(火)まで、対象は、参加を希望する三重大学、皇學館大学、鈴鹿大学の3・4年生になります。
1 目的
教職を希望する大学生に授業実践研修の様子を参観させることで、教員の仕事の魅力を感
じてもらい、教員志望者の増加につなげます。
また、教職着任時の不安を軽減することもねらいのひとつです。
2 実施期間
令和5年11月2日(木)から令和6年2月6日(火)まで
3 実施場所
授業実践研修で授業公開を行う県立学校及び県内公立小中学校、計69校
(小学校39校、中学校18校、県立高等学校9校、特別支援学校3校)
4 内容
(1) 授業実践研修について
教職経験年数が異なる初任者研修、6年次研修、中堅教諭等資質向上研修Ⅰ(11年
次)受講者が、合同で校種や担当教科に応じて10人程度の班を形成し、授業改善を目
的に実施するグループ研修で、授業公開や研究協議を行います。
(2) 大学生の参加について
授業公開の日程に合わせて、半日参加または1日参加し、受講者が行う授業やその後
の研究協議の様子を参観します。
【参考】
〇 実施の経緯について
三重県教育委員会との連携協力に関する協定を結んでいる三重大学と皇學館大学とは、
協定に基づく連絡推進会議を実施しています。
令和3年度に両大学と実施したそれぞれの連絡推進会議で、「教員志望者不足の改善」
について協議を行い、研修の視点から学校現場の体験や授業改善過程を体感できるよう、
令和4年度から、大学生が教員研修の「授業実践研修」に参加できるようにしました。
令和4年度は三重大学15名、皇學館大学38名、計53名が参加しました。
〇 今年度の取組について
今年度は、この取組をさらに拡大するために、鈴鹿大学こども教育学部の1期生が3年
生になりましたので、鈴鹿大学の学生も参加できることとしました。
80名以上の参加を目標としておりますが、すでに第1期(11月~12月)分だけ
で、昨年度全参加者を上回る申込があり、54名の参加が予定されております(三重大学
23名、皇學館大学29名、鈴鹿大学2名)。現在は、第2期(1月~2月)分について
の参加申込を11月下旬(締め切りは大学ごとに設定)まで各大学で受け付けているとこ
ろです。