三重県教育委員会は県内6市町と連携し、家庭、地域、学校等で家族や友人に読書の楽しさや大切さを伝え、本と人、図書館と人をつなぐ読書活動のリーダー「子ども司書」の育成に取り組んできました。
このたび、子ども司書になるための研修を修了した小学5年生から中学2年生までの児童・生徒を「三重県子ども司書」として認証します。
また、認証式にあわせて、三重県出身の絵本作家浦中こういちさんと一緒に絵本の世界を描く創作活動への参加、一人3分間で自分が面白いと思った本を紹介するビブリオバトルの実施など、子どもたちが本と人をつなぐための様々な実践体験を行います。
1 日時
平成30年3月17日(土)13時30分から16時00分まで
2 場所
三重県総合文化センター内
三重県生涯学習センター3階まなびぃ場情報コーナー「みるシル」、4階中研修室
(津市一身田上津部田1234/電話059-233-1151)
受付は、三重県生涯学習センターまなびぃ場情報コーナー「みるシル」となります。
3 子ども司書認証予定者
桑名市、鈴鹿市、熊野市、菰野町、朝日町、南伊勢町内の小学5年生から中学2年生までの児童・生徒
50人
※認証式への出席予定者は29人
※熊野市の児童は欠席予定です。
4 スケジュール(進行状況により変更が生じる場合があります)
会場がわかれていますので、ご注意ください。
(1)三重県生涯学習センター3階まなびぃ場情報コーナー「みるシル」でのスケジュール
13時30分から14時10分まで 開会挨拶、研修成果発表会、子ども司書認証式
14時10分から15時45分まで 読書活動推進実践体験
15時45分から16時00分まで 閉会行事(浦中こういちさんと子どもたちの創作活動で描かれ
た作品の発表、閉会挨拶)
(2)三重県生涯学習センター4階中研修室でのスケジュール
13時40分から15時45分まで 絵本作家浦中こういちさんと絵本の世界を描く創作活動
5 内容
(1)研修成果発表会
研修を実施した市町から活動報告を行います。
(2)子ども司書認証式
研修を修了した児童・生徒に対して、子ども司書の認証を授与します。
※授与者:三重県教育委員会事務局 社会教育・文化財保護課長 山本 寛二
(3)読書活動推進実践体験
ア.創作活動の世界「絵本の世界をつくっちゃおう!」を体験
絵本作家浦中こういちさんと5歳から小学2年生の子どもたちが物語を想像しながら、大きなキャ
ンバスに見立てた畳1畳ほどの段ボールシート7枚に絵を描く創作活動を行います。子ども司書は絵
本作家や参加する子どもたちの活動をサポートします。
イ.ビブリオバトルを体験
子ども司書自身が面白いと思った本を一人3分間で発表し、その後、発表された本の中から一番読
みたくなった本をみんなで選ぶミニ・ビブリオバトルの体験を行います。
ウ.インタビューを体験
読書に関する質問に子ども司書たちに答えてもらい、本好きな子どもに育つヒントを子ども司書た
ちから教えてもらいます。
6 主催者、共催者
(1)主催者
三重県教育委員会
(2)共催者
三重県立図書館、三重県生涯学習センター、三重テレビ放送
7 参考
(1)子ども司書について
「子ども司書」は家庭、地域、学校等で家族や友人に読書の楽しさや大切さを伝えることにより、本
と人、図書館と人をつなぐ役割を担う読書活動のリーダーとなりうる子どもたちです。「子ども司書」
は法令等に基づく資格ではありませんが、県では「子ども司書」の育成を希望する市町に対して、以下
の内容を含む実地研修の実施を委託し、実地研修の総時間数の8割以上を受講した子どもを「子ども司
書」として認証します。
(研修内容)
・図書館の仕組みと司書の仕事を理解する
・読書の魅力を伝える技術を習得する
・本の制作過程を体験し学習する
・学校等で活動する方法を考える
なお、「子ども司書」制度は平成21年に福島県東白川郡矢祭町が子ども読書の街づくり事業のひと
つとして考案し、取組が始まったものです。
(2)絵本作家浦中こういちさんについて
三重県内の保育所を退職後、絵本作家として活動されています。『バナナをもって』、『キャベツを
もって』(クレヨンハウス)をはじめ、子どもたちが絵本の世界で遊べる作品を出版されています。あ
そびうた等の執筆、楽曲提供も行っており、絵本作家、イラストレーター、あそび作家として全国で活
躍されています。
8 その他
当日、自然災害等により参加者への影響が大きいと考えられる場合は中止になることがあります。
会場がわかれていますので、ご注意ください。