三重県教育委員会では、部活動の維持運営にさまざまな課題があるなか、部活動ガイドライン策定委員会を設置し、部活動が学校教育の一環として引き続き行われ、教育的意義や効果が高まるよう、生徒の健全な成長と教員の負担軽減の視点から、さまざまな立場の方に意見をいただき、「三重県部活動ガイドライン」を策定しました。
1 部活動ガイドラインのポイント
(1)休養日・活動時間の設定
【中学校】
〇休養日:1週間のうち2日は休養日を設定する。
(うち1日は土・日曜日)
〇活動時間:平日は、2時間以内とする。
【高等学校】
〇休養日:1週間のうち1日は休養日を設定する。
(土・日曜日の1日)
〇活動時間:平日は、3時間以内とする。
※休日(土・日曜日を含む)に活動する場合の活動
時間は、中・高等学校等とも4時間以内とする。
(2)部活動指導の在り方の見直し
①部活動の運営
・生活指導面:健康管理、保護者との連絡調整等
・技術指導面:専門的な技術指導、能力の伸長等
②地域人材の活用
・学校設置者による地域人材活用に向けた取組
・地域と協働した学校づくり
③合同チームの取組
・少子化に伴う運営面での体制づくり
・生徒・指導者の健康面や安全面、費用などの負担等に配慮
(3)安全管理等
①部員の健康状態の把握
→保護者・養護教諭等との連携
②部員個人の能力に応じた指導
→「易⇒難」等、段階的な指導
→指導者の立会
③施設・設備等の安全点検と安全指導
④適切な天候判断→高温・雷等
2 ガイドラインの運用について
(1)学校では、『学校教育目標』や『部活動ガイドライン』等を基に、『学校部活動運営方針』(活動目
的、設置部の確認、活動時間・日数、運営上の留意点等)の策定・見直しを行います。
(2)各部は、『学校部活動運営方針』及び『部活動ガイドライン』を基に、年間・月間・日々等の活動計
画を作成します。→活動内容や休養日の設定等を適切に計画/活動の見通しを持つ・持たせる
(3)校長は、各部が計画に基づいた活動になっているかをチェックし、必要に応じて改善を図ります。