県教育委員会は、「こども基本法」や「三重県子ども条例」の趣旨をふまえ、子どもたちが自らの権利について学び、権利の主体者であることへの自覚を高めるとともに、自他の人権を守るための実践行動ができる力を身につけられるよう、人権学習で学んだことや人権が尊重される地域社会をつくるために考えたことを交流する「『人権が尊重される三重』をつくるこどもサミット」を、次のとおり開催します。
1 概要
12月25日に開催する「『人権が尊重される三重』をつくるこどもサミット」は、子どもたちの
「意見を表明する権利」や「参加する権利」を実現する機会として、異校種の子どもたちが各学校・地域
で取り組んだ活動や人権が尊重される地域社会をつくるために考えたことなどを交流します。
当日は、今年度の研究校(小学校、中学校、県立学校、市町教育委員会が運営する人権サークル)から
代表の児童生徒が参加します。また、司会進行を高校生が行います。
2 開催日時
12月25日(水)13時30分から16時10分まで
3 開催場所
三重県総合文化センター 生涯学習棟4階大研修室(津市一身田上津部田1234)
4 主な内容
(1)各研究校の「人権尊重の意識を広める活動」報告
〔研究校と主な活動内容〕
○四日市農芸高等学校
鈴鹿市人権教育センターの「共生交流ひろば」との交流
○川越町立川越北小学校
6年生人権フォーラム
○鈴鹿市立白鳥中学校
白鳥中学校区人権フォーラム、白鳥中学校人権フォーラム
○大台町人権サークル
「中高生の集い」の活動、大台町人権フェスティバル
○昴学園高等学校
「中高生の集い」の活動、大台町人権フェスティバル
○尾鷲高等学校
人権啓発チラシの取組
○御浜町立御浜小学校
6年生学年人権フォーラム
○伊賀市立阿山中学校
全校人権集会、「ヒューマンライツ阿山」と人権サークルとの交流
○志摩市人権サークル
「高校生の集い」の活動
(2)児童生徒によるグループでの感想交流
(3)児童生徒による全体意見交流
(テーマ「差別をなくすために自分にできること」)
5 参加児童生徒
県内の県立高等学校生徒、公立中学校生徒、公立小学校児童 計30名(予定)
6 経緯
県教育委員会では、令和元年から5年間で35の中学校区を指定して、子どもたちが自分たちの人権に
ついて学び、保護者や地域住民に対して学習したことを伝えたり、共に人権について話し合ったりする活
動の推進に取り組んできました。
今年度はこれまでの取組の成果をふまえ、さまざまな校種の学校等で地域に人権尊重の意識を広める活
動に取り組み、それぞれに取り組んだことを子どもたちが持ち寄って、考えたことを伝え合ったり、対話
によって考えをさらに深めたりする「『人権が尊重される三重』をつくるこどもサミット事業」を進めて
います。
7 その他
・参観は、参加校の教職員や関係者のみとしています。
・取材を希望される場合、上記連絡先までお問合せください。