令和4年度全国学力・学習状況調査結果をふまえた各教科の課題、課題の改善に向けた指導のポイント等を「学力向上パンフレット『学校・家庭・地域が一体となった取組に向けて』」として作成しました。主な内容は、以下のとおりです。
今後、県内各学校及び各市町教育委員会等に配付するとともに、県のホームページ(「みえの学力向上県民運動」)にも掲載して広く県民等に公表し、情報共有を図り、その活用を進めます。
1 主な掲載内容
(1)教科に関する調査の結果
・1教科(中学校数学)で全国の平均正答率を上回りました。
(2)各教科の内容
①課題が見られる問題
・正答率が低かったり、全国平均を下回ったりするなど、課題が見られる問題を取り上げています。
②課題の改善に向けた指導のポイント
・求められている力、課題が見られる問題における指導のポイントを掲載しています。
(3)児童生徒質問紙調査の結果
①自己肯定感、挑戦心 等
・「自分でやると決めたことは、やり遂げるようにしている」「人が困っているときは、進んで助け
ている」の質問に肯定的な回答をした児童生徒の割合は全国平均を上回っています。
②学習習慣
・平日、休みの日ともに、1時間以上学習していると回答した割合は、小中学生ともに全国を下回っ
ています。子どもが主体的、計画的に学習できるよう、学校・家庭・地域が一体となって、学習習
慣の確立に向けて取り組む必要があります。
③生活習慣
・平日に3時間以上テレビゲームをしていると回答した割合と、3時間以上SNSや動画視聴などを
していると回答した割合は、小中学生ともに、全国を上回っています。スマートフォンの使用等に
ついて家庭で話し合ってルールを決めて守るなどの自己管理能力を育て、生活習慣を確立していく
ことが大切です。
④読書習慣
・平日に10分以上読書をしていると回答した割合は、小中学生ともに、全国を下回っています。各
校において、発達段階に応じて読書習慣を身に付けることができる取組を進めることが大切です。
2 その他
「学力向上パンフレット『学校・家庭・地域が一体となった取組に向けて』」は、「みえの学力向上県
民運動」のホームページに掲載します。(http://www.mie-c.ed.jp/kenminundou/)