三重県では、令和5年度「英語教育実施状況調査」(文部科学省実施)で、中学生の英語による言語活動の実施状況が低い傾向となっており、言語活動を充実し、生徒の英語を学ぶことへの興味関心を高める必要があります。こうした中、令和6年度県民提案募集から予算化された事業である「英語を使おう!言語活動推進事業 オンライン国際交流」を実施し、県内の中学生と海外の同年代の生徒がオンラインで交流をしています。
1「オンライン国際交流」について
(1)概要
・モデル校(3校)で、中学校の外国語科(英語科)の授業で実施します。
・英語を母語としない他国の同年代の生徒と、小グループ同士で、英語による交流を実施します。
・オンラインによる交流は、各校とも3回実施します。
(2)モデル校
・松阪市立嬉野中学校(松阪市嬉野下之庄町1725)
対象学年:1年生(180人)
・伊賀市立城東中学校(伊賀市印代450)
対象学年:3年生(93人)
・大台町立宮川中学校(多気郡大台町茂原643-8)
対象学年:1年生、2年生、3年生(32人)
(3)交流時期と交流先
〇松阪市立嬉野中学校:1回目( 6月)フィリピン、インドネシア
2回目(10月)インド
3回目( 1月)インド
〇伊賀市立城東中学校:1回目( 7月)トルコ
2回目(10月)インドネシア
3回目(11月)インドネシア(公開授業)
〇大台町立宮川中学校:1回目( 6月)インドネシア
2回目(10月)インドネシア
3回目(12月)インドネシア
2 公開授業について
(1)目的 :オンライン交流の実践公開をもとに、授業を参観した教員が事後研修会で言語活動
を重視した英語授業について協議し、大学教員から助言を得て研修することで今後
の授業改善につなげる。
(2)実施校 :伊賀市立城東中学校
(3)実施日時:令和6年11月12日(火)
〇受付 :13時00分から13時25分まで
〇公開授業時間:13時25分から14時15分まで
〇事後研修会 :14時30分から16時25分まで
(4)授業内容:「互いの国の魅力を伝えあおう!」
インドネシアの同年代の生徒と、小グループ同士(3人程度)で互いの国の魅力に
ついてオンラインで意見交流をする。
3 その他
取材を希望される場合は、担当課までご連絡ください。
〔参考〕令和5年度英語教育実施状況調査
授業における、生徒の英語による言語活動の割合(授業中、50%以上の時間、言語活動を行
っている公立中学校の割合)
全国平均 75.1%
三重県 64.9%