工業学科で学ぶ生徒が、将来、DX推進、デジタル技術、データ活用に関する知識や技術を有する専門的職業人として活躍できるよう、プログラミングやAR(※)等の学習や、デジタル技術を活用した学習に取り組んでいます。
今回、これらの学習活動の一部を公開するとともに、成果発表会を開催します。
(※)ARとは「拡張現実(Augmented Reality)」の略で、スマートフォンなど
をとおして現実世界を立体的に読み取り、仮想的に拡張する技術のことをいいます。
1 デジタル技術を活用した学習活動の公開
○ 学校名
伊勢工業高等学校 建築科
○ 取組概要
ARの技術を有する企業の技術者による指導のもと、生徒が、建築構造物の立体図面データを
CADで作成し、建築構造物が紙面上に立体的に表示されるデジタル模型を製作しています。
製作したデジタル模型により、構造の仕組みや部材の形状などの理解がしやすくなることが期
待できます。
○ 公開授業「企業の技術者からARを学ぶ」
日時 令和6年9月27日(金)13時15分から15時05分まで
場所 伊勢工業高校(伊勢市神久2丁目7-18)
対象 報道関係者
※ 取材の際は、前日までに高校教育課へ連絡してください。
2 工業学科の学習成果発表会の開催
○ 発表会の名称
三重県工業高校生フェア
○ 目的
県内の工業学科設置校9校の生徒(約50名)が一堂に会し、工業高校におけるデジタル技術
に関する学びを含め日頃の学習成果を発表するとともに、工業高校の魅力を広く県民のみなさま
に紹介します。
○ 日時・場所
令和6年8月24日(土)11時00分から15時00分まで
三重県立みえこどもの城(松阪市立野町1291 中部台運動公園内)
○ 参加校 県内工業学科設置校9校
桑名工業高等学校、四日市工業高等学校、四日市中央工業高等学校、
津工業高等学校、松阪工業高等学校、伊勢工業高等学校、
伊勢まなび高等学校、伊賀白鳳高等学校、尾鷲高等学校
○ 内容
<体験教室>
主に小中学生が、小型ロボットのプログラミング、ドローンや工業高校生が製作したロボット
の操作、コンピュータによる図面製作等を工業高校生と一緒に体験します。
※ 事前の申し込みは不要です。当日直接会場において体験ごとに受付をしてください。
※ 体験はすべて無料ですが、内容により受付時間の設定や人数制限があります。
<各校の実習で製作した作品の展示>
ロボット相撲大会に出場したロボット、エコカーレースに出場したEVカー、張力で宙に浮い
ているように見えるイスなどの展示を行い、工業高校生がその仕組みなどを解説します。
3 今後の取組
急速に進化する先端技術や社会の変化等に対応できるよう、各学科の特色をふまえ、デジタル技
術を活用して課題を解決する学習の実践をとおして、専門的職業人の育成を図るとともに、職業学
科での学びの魅力を広く伝えてまいります。