1 紛失した文書
平成13年度から平成20年度にかけての本校全日制の転学者・退学者の「指導要録」82名分
2 文書に含まれていた内容
・ 「指導要録」は、在籍生徒に関する記録でⅠ部とⅡ部に分かれており、Ⅰ部(学籍に関する記録)に
は、「各学年のクラス、整理番号、生徒の名前、性別、生年月日、住所、保護者の名前、出身中学校、
入学年月日、卒業年月日、卒業後の進路、学校名、学校所在地、校長名、担任名、各教科・科目の修得
単位数」が記載されています。Ⅱ部(指導に関する記録)には、「各教科・科目の学習の記録(成
績)、出欠数」等が記録されています。
・ 今回紛失したのはⅠ部の方で「学校教育法施行規則」により20年保存とされています。なお、Ⅱ部
は5年保存と定められており規則に基づいてすでに廃棄されています。
3 紛失にいたる経緯
・ 「指導要録」(B4版用紙)は卒業年度ごとにまとめ、表紙をつけたうえで事務室内金庫にて保管し
ています。転学者・退学者分の「指導要録」は複数年度分を一冊にまとめて保管していました。
・ 令和4年3月29日、元在籍生から依頼された書類を作成しようとしたところ、原簿となる「指導要
録」が保管場所に見当たりませんでした。その後、関係場所を中心に校内をくまなく探したものの見つ
からなかったため、4月5日、紛失と判断しました。
・ 紛失した文書は事務室内金庫に保管していたことから、整理した際に誤って廃棄した可能性が高いと
考えています。
4 対応状況
・ 4月5日から12日にかけて、該当期間の転学者・退学者について、学校保存の名簿や電子データ等
から個人の特定作業を行い、計82名と確認できました。
・ 対象の82名の方には、4月12日から18日にかけて、電話や文書の郵送により、謝罪および説明
を行いました。
・ 4月19日、校長から全校生徒に事情を説明し、保護者宛謝罪文書を配付しました。
・ 紛失した指導要録の記録については、学校保存の電子データ等により復元し、対象の方に不利益が生
じないよう対応します。
・ 今後、個人情報を含む重要な文書を整理・廃棄する際には、校長の監督のもと、複数の教職員により
行うこととします。