三重県教育委員会では、令和3年3月県立学校卒業予定者の令和2年11月末現在における就職内定状況
の調査結果をとりまとめました。
1 県立高等学校卒業予定者の就職内定状況(全日制・定時制)
(1)卒業予定者 11,819人
(2)就職希望者 3,739人
(3)就職内定者 3,414人
(4)就職未内定者 325人
(5)就職内定率 91.3%
今年度の就職採用選考開始時期は、例年の9月16日から1か月後ろ倒しされて10月16日からと
なったことから、同調査を昨年度は行っていない11月末にも実施しました。
11月末の就職内定率91.3%は、10月末と比較すると14.1ポイント上昇しています。昨年
10月末と比較すると3.9ポイント上回り、昨年12月末と比較すると4.4ポイント下回っていま
す。
2 県立特別支援学校高等部卒業予定者の就職内定状況
(1)卒業予定者 269人
(2)就職希望者 74人
(3)就職内定者 35人
(4)就職内定率 47.3%
県立特別支援学校の進路先の内定については、職場実習を経て決定され、今年度もほぼ昨年度と同じ
スケジュールで進められています。
11月末の就職内定率47.3%は、10月末と比較すると13.0ポイント上昇しています。昨年
10月末と比較すると12.0ポイント上回り、昨年12月末と比較すると21.7ポイント下回って
います。(昨年11月末は同調査を実施していません。)
3 今後の対応
(1)県立高等学校の対応
① 進路指導担当教員や就職アドバイザーの取組
各学校の状況を見極めながら、就職アドバイザー(15人配置)の活動時間を重点的に割り当て、
学校の進路指導担当教員と就職アドバイザーが協力して、就職未内定の生徒に対して個別の進路相談
や採用選考に向けた指導を強化するとともに、新たな求人開拓に取り組んでいます。
② 県教育委員会主催の校内進路相談会の実施
県教育委員会では、令和3年1月から2月に、応募事業所未定の生徒がハローワークや地域若者サ
ポートステーションの担当者から就職に関する情報等を直接得る機会を、希望する学校で実施し、生
徒の就職内定につなげます。
(2)県立特別支援学校の対応
現在未内定の生徒は、実習先の企業からの就職内定に関する評価を待っている状況です。その結果、
就職内定に至らなかった生徒については、進路指導担当教員及びキャリア教育サポーター(4人配置)
が連携して、新たな企業での職場実習の実施につなげるなど、引き続き支援に取り組みます。