「令和元年度キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」の被表彰者が決定し、本県から次の3団体が選ばれましたので、表彰式の日程と合わせてお知らせします。
なお、この表彰はキャリア教育の充実発展に尽力し、顕著な功績が認められた教育委員会、学校及びPTA団体等に対し、その功績をたたえるために文部科学大臣が行うものです。
1 被表彰校とその功績内容
(1)四日市市立下野小学校[校長:坂本 豊治]
・ 「主体的に問題を解決しようとする力の育成をめざして」を研修主題とし、グループやペアでの
活動を効果的に取り入れ、確かな学力と自己有用感の育成に取り組んでいる。
・ 「将来を生きる力」を育むために、学校づくりビジョンを学校・保護者・地域で共有し、地域の
教育力を活用したキャリア教育を実践している。
・ 各学年での取組のまとめとして、「下野子どもまつり」で地域の方から学んだことや体験したこ
とを、保護者や地域の方に発表することで、基礎的・汎用的能力の育成を目指している。
(2)紀北町立赤羽中学校[校長:東 光司]
・ 小中学校共通の研究テーマ「9年間を見通した子どもたちの学びと育ち」を設定して取組を進め
ている。グローバルな視点を持った地域人材の育成などを目的に、中学3年生が小学生に英語劇を
披露するなどしている。
・ 地域の方とキャリア教育目標などを共有し、地域の方や仲間と共に活動することで、生徒は、他
者との協働の意義を学ぶとともに、ふるさとを誇る意識を高めている。
・ 地域と都会の魅力や違い等について、子どもたちと都会からの移住者が話し合うことで、地域の
魅力を見直し、将来の地域や仕事について考える機会になっている。
(3)三重県立久居農林高等学校[校長:長谷川 博文]
・ 生徒の進路希望や興味関心に応じて、専門コースによる少人数教育を実践している。各コースで
は、体験・課題解決学習を通して、専門的知識や技術の習得に取り組むなど、将来の地場産業を支
えるスペシャリストの育成に力を入れている。
・ 地域の幼稚園・小学校・中学校等との交流「わくわく農林塾」に取り組んでいる。生徒が先生役
となり、幼稚園児や小中学生、一般住民等に日頃専門教科で学んだことを教える活動を通して、学
びを深めるとともに、コミュニケーション能力の育成につなげている。
・ インターンシップを全学科で実施している。日頃の学習で身に付けた知識や技術を活かすことの
できる職場で実習を行うことで、関連産業への興味・関心を深め、関連の事業所に就職した生徒も
いる。
2 表彰式
(1)期日 令和2年1月15日(水)
(2)場所 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3番1号)
3 その他
この表彰は平成18年度から実施されています。
4 特記事項
文部科学省の記者発表日時(令和元年12月6日(金)午後2時)に合わせて発表するものです。