稲生高等学校の普通科では、生徒の興味関心や進路実現を見据えて、2年生から少人数授業や科目を選択できる類型制を導入しています。
自動車工業類型では、地域からの工業系人材育成の要請を受け、平成29年度の入学生から、「工業」の専門科目の単位数を旧カリキュラムの6単位から16単位に充実させ、より専門的な学習ができるようカリキュラムを変更しています。
新カリキュラムに基づき、実践的な技術を身に付けるため、本年度から地元ものづくり企業の支援を受けて企業実習を開始します。
記
1 目的
地域企業との連携をとおして、高校生の実践的な職業知識や技術・技能の習得、卒業後の職業的自立に
向けて必要な基盤となる能力を身につけます。
2 期間
令和元年5月16日から11月28日まで(毎週木曜日午後1時から3時まで)
3 実習回数
16回(1回約2時間)
4 参加者
県立稲生高等学校普通科 自動車工業類型 3年生 16名
5 実習先
鈴鹿市内企業8社(五十音順)
※実習先の企業には1社あたり2名の生徒を受け入れていただきます。
AGCオートモーティブウィンドウシステムズ株式会社(ガラス製造:鈴鹿市稲生町字池之下
7990-5)
株式会社奥岡技研(自動車部品等の製造:鈴鹿市三日市町1820-38)
総和産業株式会社三重工場(金属・樹脂加工:鈴鹿市御薗町鎌田3600-26)
三重樹脂株式会社(自動車部品等の製造、樹脂加工:鈴鹿市稲生町8687-3)
三田工業株式会社(建築部材の製造:鈴鹿市安塚町源平塚1350-15)
株式会社FEED(自動車部品製造:鈴鹿市寺家町985-1)
フヂイエンヂニアリング株式会社(自動車部品製造、自動車整備・製造:鈴鹿市住吉五丁目1-16)
株式会社ヨシザワ(トレー容器の製造:鈴鹿市三日市町1823-1)
6 内容(実習の特徴)
機械加工や樹脂形成などの作業を行うことを通じて、次の知識や能力の習得を目指します。平成29年
度のカリキュラム変更後、企業において長期間の受入れとなる現場実習は今回が初めての取組となりま
す。
(1) 集団生活に適用できる人材の育成(人間形成の分野)
・ 「服装、身だしなみ、積極的な挨拶」、ビジネス文書の作成等に取り組み、ビジネスマナーを身に
つける。
・ 現場特有のルールを学ぶ。
・ 異世代の方と積極的にコミュニケーションを図る。
(2) 「ものづくり」における専門的な技術の習得(専門知識・技術の分野)
・ 工具の扱い方を学ぶ。
・ 計測器具の扱い方を学び、正確な数値を読み取ることができるようになる。
・ 材料から製品が完成するまでの製造プロセスを学ぶ。