三重県の高校生2名が、8月21日(日)から23日(火)までの3日間、「ひろしまジュニア国際フォーラム」に参加しました。
「ひろしまジュニア国際フォーラム」は、海外の中高生、広島県内の中高生及び留学生が国際平和について考え意見交流することにより相互理解を深め、「核兵器のない平和な世界の実現」に向けメッセージを世界に発信することを目的に、今年初めて開催されました。
1 参加に至った経緯
6月に開催した「三重の高校生サミット」に、「青少年外相会合広島」に参加した広島県の生徒を招聘
したことをきっかけに、広島県から三重県の高校生の招聘について申し入れがあり、参加したものです。
なお、他県からの参加者は、三重県の高校生のみです。
2 日時・場所・参加者数
・ 日時:平成28年8月21日(日)から23日(火)まで
・ 場所:広島国際会議場
・ 参加者数:83名(広島県内中高生47名 海外中高生16名 留学生18名 三重県高校生2名)
3 三重県からの参加者
・ 県立川越高校 2年(17歳) 御園生陽太(みそのう ようた)
・ 東海高校 2年(17歳) 上堀内陸王(かみほりうち りくおう)
4 内容
・ 参加者は、フォーラム期間中、広島平和祈念資料館の見学や原爆死没者慰霊碑の参拝、広島宣言発表
に向けたディスカッションを行いました。
・ 広島平和祈念資料館の見学や原爆死没者慰霊碑の参拝後、参加者からは、「広島に来て、被爆につい
てしっかりと学ぶことができた。フォーラムでしっかりと平和について話し合いたい。」や「私たちに
できることは何かを深く議論し、広島宣言に盛り込みたい。」などの意見が出ました。
・ フォーラム期間中の活動は、すべて英語で行われ、グループディスカッションでは、核兵器のない平
和な世界の実現に向け、参加者が意見交流しました。
・ 参加者は、グループディスカッションで出た意見をまとめ、広島宣言として広島県知事に提言しまし
た。なお、三重県から参加した上堀内さんは、広島宣言を読み上げた20人のうちの一人です。
・ 宣言文には、被爆の惨状と街の復興について書かれているとともに、本フォーラムで経験したことや
ディスカッションしたことを生かして、平和な世界の実現に向けて立ち上がろうとする若者たちの力強
い思いが込められています。