第10回国際地学オリンピック日本大会(8月24日夜から25日午後まで)の概要について以下のとおりです。
1 ITFI(国際協力野外調査:International Team Field Investigationの略称)の事前学習
について
(1)日時
平成28年8月24日(水)20時00分から20時30分
(2)場所
スポーツマンハウス鈴鹿
(3)参加者
・大会参加生徒 26の国と地域 108名
・地学オリンピック日本委員会関係者 32名
・三重県教育委員会事務局高校教育課 1名
・木本高等学校理科教員 1名
(4)概要
8月25日(木)に行うITFIに関する事前説明を、大会参加生徒に対して行いました。
ITFIでは、大会参加生徒が国・地域を越えて16の班に分かれ、各班が、事前に用意された4つの
課題のうちの1つに対し、調査・研究を行います。この日は調査地となる紀伊半島や、熊野市の鬼ヶ城
や七里御浜等の地理的な特徴を木本高等学校の理科教員が説明しました。
なお、この調査・研究の結果は、8月26日(金)の発表会でポスターセッション形式にて発表さ
れ、優秀であった3つのグループには、8月27日(土)の閉会式にて表彰が行われる予定です。
2 ITFIについて
(1)日時
平成28年8月25日(木)11時00分から16時00分
(2)場所
熊野市内 鬼ヶ城、七里御浜、熊野市民会館
(3)参加者
・大会参加生徒 26の国と地域 110名
・地学オリンピック日本委員会関係者 32名
・木本高等学校生徒 45名、教員 6名
・三重県教育委員会事務局高校教育課 5名
(4)概要
大会参加生徒が国・地域を越えて16の班に分かれ、各班が、事前に用意された4つの課題のうちの
1つに対し、調査・研究を行いました。その際、木本高等学校の生徒45名が16の班に付いて、各調
査地の地理的な特徴等について英語で説明する等のサポートをしました。
また、調査終了後には大会参加生徒及び木本高等学校の生徒が熊野市民会館に集まり、交流会を持ち
ました。
大会参加生徒は、鬼ヶ城や七里御浜の美しさに感嘆の声を上げるとともにに強い興味を示し、与えら
れた課題に一生懸命取り組みました。また、サポートした木本高等学校の生徒からは、「英語で伝える
ことは難しかったが、自分が住む地域をこの機会にさらに知ることができて貴重な経験となった。」等
のコメントがありました。
なお、用意された4つの課題は、次のとおりです。
① 鬼が城の岩(凝灰岩)が浸食された風洞を観察し、千畳敷の広さ、奥行き、洞窟の高さを計測す
る。
② 木本町の七里御浜において礫の観察を行い、礫海岸上の粒径のほぼ等しい部分からバケツ一杯分の
礫をすくい、ブルーシート上で分類シートを用いて礫を分類する。
③ 有馬町の七里御浜において、礫海岸、堤防、防風林を観察し、礫海岸の長さ、傾斜、堤防の高さ、
防風林の高さ、幅、樹木密度などを計測する。
④ ②において礫海岸の観察を行い、メジャーで礫海岸の長さ、傾斜、礫の粒度分布を計測する。その
後、③において礫海岸の長さ、傾斜、礫の粒度分布を計測する。
その他の詳細については次のとおりです。
11時00分 鬼ヶ城センター到着
11時15分 昼食
11時45分 担当する木本高校生徒を各班へ紹介
12時00分 班毎に鬼ヶ城千畳敷を見学
12時30分 調査会場毎に分かれて調査開始
15時15分 熊野市民会館に集合
15時30分 解散式
① 木本高校吹奏楽部の演奏
② 木本高校生徒代表挨拶
③ 大会参加生徒代表挨拶
16時00分 バスにて熊野を出発