平成28年8月20日から27日にかけて、世界各国の高校生が集い地学の実力を競う「第10回国際地学オリンピック日本大会」が三重県で開催されるにあたり、このたび、主催者である特定非営利法人地学オリンピック日本委員会から、平成28年3月15日~16日に行われた第8回日本地学オリンピック国内最終選抜の結果をもとに、日本代表生徒4名及びゲスト生徒5名が発表されました。
なお、三重県からは県立四日市高等学校及び県立伊勢高等学校の生徒各1名が、ゲスト生徒に選出されています。
1 参加生徒(敬称略)
(1)日本代表生徒4名は、以下のとおりです。
・ 笠見 京平(かさみ きょうへい) 広島学院高等学校(広島県)3年
・ 神原 祐樹(かんばら ゆうき) 府立北野高等学校(大阪府)3年
・ 坂部 圭哉(さかべ けいや) 海陽中等教育学校(愛知県)5年(高校2年)
・ 廣木 颯太朗(ひろき そうたろう) 海城高等学校(東京都)3年
なお、坂部圭哉さんは、三重県出身です。
(2)ゲスト生徒(日本代表生徒と同じ試験を受けるが、メダルの対象外となる生徒)5名は、以下のとお
りです。
・ 大小田 智暁(おおこだ ともあき) 広島学院高等学校(広島県)3年
・ 小山 雪乃丞(こやま ゆきのじょう)武蔵高等学校(東京都)3年
・ 柵木 裕(ませき ゆたか) 県立四日市高等学校(三重県)3年
・ 松山 拳大(まつやま けんた) 県立伊勢高等学校(三重県)3年
・ 山川 隆良(やまかわ たから) 開成高等学校(東京都)3年
2 大会概要
(1)スケジュール
8月20日(土)三重県到着
21日(日)開会式(三重大学)、伊賀上野・伊賀流忍者博物館訪問
22日(月)エクスカーション(伊勢市)
宇治山田商業高等学校の生徒とともに伊勢神宮訪問
23日(火)筆記試験(三重大学)
24日(水)実技試験(三重大学他)
25日(木)ITFI(国際野外協力調査)(熊野市)
木本高等学校の生徒とともに鬼ヶ城、七里御浜等の調査
26日(金)ITFI発表会(三重大学)
27日(土)閉会式(三重大学)
(2)内容
世界約30ヶ国、約120名の高校生が集まり、地学に関する筆記試験と実技試験で競い合い、成績
の上位者に金メダル、銀メダル、銅メダルが授与されます。また、試験の他に、開会式・閉会式、伊賀
上野・伊賀流忍者博物館等の訪問をとおして、県内の高校生で組織する生徒実行委員会の生徒との交流
を深める予定です。
なお、ITFI(国際協力野外調査)では、県立木本高等学校の生徒とともに鬼ヶ城や七里御浜等の
調査を行い、エクスカーション(交流会)では、県立宇治山田商業高等学校の生徒とともに伊勢神宮等
にて交流会を実施する予定です。
(3)主催:国際地学オリンピック2016組織委員会
特定非営利活動法人地学オリンピック日本委員会
共催:国立大学法人三重大学、三重県 他
3 参考
・ 国際地学オリンピック大会は、7つある科学オリンピック(数学、物理、化学、生物、地理、情報、
地学)の中の1つで、地学の知識や思考力を競い合い、世界に仲間をつくり、地球を楽しむことを目的
として開催
・ 2015年(平成27年)までに9か国で開催
・ これまでの国際地学オリンピックの日本の成績
開催地 開催年 日本の成績 参加
韓国 2007年(平成19年) オブザーバー参加 -
フィリピン 2008年(平成20年) 銀3、銅1 6ヶ国 24名
台湾 2009年(平成21年) 銀4 14ヶ国 50名
インドネシア 2010年(平成22年) 金1、銀3 17ヶ国 63名
イタリア 2011年(平成23年) 金1、銀2、銅1 26ヶ国 104名
アルゼンチン 2012年(平成24年) 金1、銀3 17ヶ国 66名
インド 2013年(平成25年) 金1、銀3 23ヶ国 90名
スペイン 2014年(平成26年) 金3、銅1 21ヶ国 82名
ブラジル 2015年(平成27年) 金1、銀1,銅2 22ヶ国 85名