三重県教育委員会と一般社団法人三重県建築士事務所協会は、今後、発生が予想されている大規模地震や豪雨災害等に備えるため、県立学校施設の被災時に早期復旧に向けた迅速な被害状況調査、設計等を実施することを目的とした協定を締結します。
1 協定書締結式
【日時】令和2年9月1日(火)13時30分から14時00分まで
【場所】三重県庁7階 教育委員室
2 出席者(敬称略)
【一般社団法人三重県建築士事務所協会】
会 長 相原 清安(あいはら きよやす)他2名
【三重県教育委員会】
教育長 木平 芳定(きひら よしさだ)
3 協定の内容
大規模な災害により、多くの学校施設が被災した際には、被災した建物の損傷状況の調査(被災
度区分判定を含む。)や被害状況図及び復旧図の作成、修繕費用の積算などの復旧に向けた設計業
務を行うこととなります。この業務を行う際には専門的な知識を有する技術者が必要となります
が、大規模災害時にはそのような技術者の確保が困難となることが想定されます。
このため、三重県建築士事務所協会員の技術者の人数や資格の種別を把握するための名簿をあら
かじめ作成し、被害状況の調査や設計業務を円滑に進める体制を構築します。
本協定の締結により、被災した県立学校施設の早期復旧に向けた被害状況調査・設計等が円滑に
実施でき、速やかに復旧を行うことで、子どもたちの学校教育活動の早期再開を図っていきます。
〔協定締結による主な業務内容〕
①災害復旧事業計画等作成業務(建築物の調査(必要な場合は被災度区分判定を含む。)、被害
状況図及び復旧図の作成、修繕費用の積算等)
②修繕等に伴う建築、電気設備、機械設備の設計及び工事監理業務
4 団体の概要
【一般社団法人三重県建築士事務所協会】
建築士法に基づく団体として、建築士事務所の業務の適正な運営と健全な発展及び建築士事務所
の開設者に設計等を委託する建築主の利益の保護を図り、もって建築文化の向上と公共の福祉の増
進に寄与することを目的としています。
(三重県建築士事務所協会員 9支部197事務所)