木本高等学校と紀南高等学校を統合し、校舎制の高等学校として設置する紀南地域新高等学校(仮称)について、めざす学校像や特色ある教育内容を以下のようにまとめました。
1 設置の概要(令和5年3月公表済)
木本高等学校と紀南高等学校を統合し、校舎制の新しい高等学校を令和7年4月に設置します。
〇木本校舎
・設置場所 熊野市木本町1101-4(木本高等学校)
・設置する課程および学科・学級数
【全日制】普通科3学級、総合学科1学級
【定時制】普通科1学級
〇紀南校舎
・設置場所 南牟婁郡御浜町阿田和1960(紀南高等学校)
・設置する課程および学科・学級数
【全日制】総合学科1学級
2 めざす学校像
~「美し国三重・東紀州の人づくり」の推進~
持続可能な社会の一員として、ふるさとを想い、未来に希望を持って幸福を実現する人材を地域ととも
に育てる「開かれた学校」
3 育みたい資質・能力
・自己肯定感を高め、夢や目標の実現に向けて主体的に学び続ける力(自立)
・人との出会い・つながりを大切にし、互いのよさを生かして協力・協働する力(共生)
・自分の可能性を信じ、何事にも積極的に挑戦し未来を切り拓く力(創造)
4 特色ある学び
~仲間とつながる 地域とつながる 全国・世界とつながる~
(1)2校舎が一体となった学び
・それぞれの校舎の独自性を大切にしつつ、校舎間の連携を強化して、より幅広い教育活動を行います。
・体育祭、文化祭、学習成果発表会などの行事を両校舎合同で開催します。
・校舎間を移動するバスを活用し、学習活動や部活動など、両校舎が合同で行う活動をサポートします。
(予定)
(2)地域と連携した学びや活動
・「防災・減災・復旧・復興」がキーワードの防災教育をはじめ、地域社会の課題解決をめざした探究活
動『東紀州未来学(仮称)』を実施します。
・地域との連携や外部指導員の活用により部活動を活性化します。
・コミュニティ・スクールの仕組みにより、地域と共に学びを支援します。
5 各課程・学科の特色
(1)全日制・普通科(木本校舎3学級)
・普通教科を中心として確かな学力を育成し、「夢をかなえる力」を育みます。
・「選抜コース」では、2年次から文系・理系に分かれた発展的な学習を行い、主体的に学ぶ力を育成し
ます。特に、国公立大学や難関私立大学への進学希望を実現できるよう支援します。
・「普通コース」では、大学や短大、看護系をはじめとする専門学校などへの進学に対応した教育課程を
編成し、公務員など就職も含めた幅広い進路希望を実現できるよう支援します。
(2)全日制・総合学科(木本校舎1学級、紀南校舎1学級)
・木本校舎に「リベラルアーツ」と「情報ビジネス」の2系列、紀南校舎に「地域デザイン」と「産業マ
イスター」の2系列、両校舎合わせて4系列を設置し、多彩な系列の学びで、進学から就職まで幅広い
進路希望を実現できるよう支援します。
・系列共通の科目を含めた幅広い選択科目を設置し、個に応じたきめ細かな教育を実現します。
・生徒の出前授業などにより地域交流を推進するとともに、長期にわたる就労体験(インターンシップ)
を実施するなど、体験型の学習を充実します。
・「リベラルアーツ系列」では、国語、数学、英語、スポーツ・芸術系科目などさまざまな選択科目を設
置し、幅広い教養を育みます。
・「情報ビジネス系列」では、パソコンや会計系の資格取得につながる科目を設置し、情報やビジネスに
関わる専門性を高めます。
・「地域デザイン系列」では、地域創造に関する科目を設置し、地域への理解を深め、地域の発展に貢献
できる力を育みます。
・「産業マイスター系列」では、ビジネスや医療・福祉に関わる科目を設置し、地域産業などの担い手と
なる力を育みます。
(3)定時制・普通科(木本校舎1学級)
・社会生活と学習を両立させながら、自分のペースで「なりたい自分」を実現します。
・少人数の学習環境での学び直しにより、社会生活で必要となる学力を育成します。
6 今後の進め方
・校名については、「紀南地域新高等学校校名選定委員会」を設置し、校名案を広く公募したうえで、校
名を選定する予定です。
・その他の事項については、「紀南地域新高等学校ワーキング会議」を中心として、引き続き検討を進め
ます。
【問い合わせ先】
木本高等学校 0597-85-3811
紀南高等学校 05979-2-1351