近い将来発生が危惧される南海トラフ地震などの「大規模災害時における行政機関の初動対応」をテーマに、県教育委員会事務局職員が適切な行動を取ることができるよう、必要なノウハウを学ぶため、能登半島地震で災害対応にあたった輪島市教育委員会事務局から講師を招いて、危機管理研修を下記のとおり開催します。
1 日時 令和6年10月30日(水)10時30分から12時00分まで
2 場所 三重県庁講堂(津市広明町13番地)
3 講師
石川県輪島市教育委員会教育長 小川 正(おがわ ただし) 氏
石川県輪島市教育委員会教育総務課長兼高校魅力化推進室長 平田 勝(ひらた まさる) 氏
4 参加対象者 三重県教育委員会事務局職員(課長級以下)
5 講演内容
令和6年元日に発生した能登半島地震により、想定を超える大きな被害の中、輪島市教育委員会
は児童生徒・教職員等の安否確認や学校施設の被害状況の把握等、初動対応の指揮を執りつつ、さま
ざまな対応にあたりました。また、小中学校が避難所として利用されている中、希望する中学生に対
して、「白山青年の家」や「白山ろく少年自然の家」への集団避難の実施や小中学校の学校再開に向
けた対応を行いました。現在も学校施設の被害が色濃く残り、奥能登豪雨の甚大な被害もある中、通
常の学校運営をめざし、邁進されています。
今回の研修では、令和6年能登半島地震での輪島市教育委員会の経験や気づき、課題等を話してい
ただき、大規模災害発生時の初動対応の強化につなげていきます。