三重県教育委員会では、石川県輪島市内の小中学校等の学校再開支援のため、三重県災害時学校支援チーム隊員を派遣しています。このたび、第11次・第12次・第13次・第14次隊として、以下のとおり隊員を派遣します。
1 派遣期間
第11次:令和6年3月10日(日) から3月16日(土)まで
第12次:令和6年3月15日(金) から3月21日(木)まで
第13次:令和6年3月20日(水・祝)から3月26日(火)まで
第14次:令和6年3月25日(月) から3月31日(日)まで
2 派遣人員
第11次:隊員2名(小学校主任1名、県立特別支援学校教諭1名)
サポート隊員1名(中学校指導教諭1名)
第12次:隊員1名(県立特別支援学校教諭1名)
サポート隊員2名(小学校教諭1名、中学校教諭1名)
第13次:隊員2名(小学校教諭1名、三重県教育委員会事務局職員1名)
サポート隊員1名(県立特別支援学校教諭1名)
第14次:隊員2名(小学校教諭2名)
サポート隊員1名(県立高等学校教諭1名)
※ 三重県災害時学校支援チームとは
三重県教育委員会では、災害時の学校運営に関する専門的な知識や実践的な対応能力を
備える教職員を育成し、県内外の大規模災害時に被災した学校の早期復旧を支援するた
め、令和3年1月15日に設置しました。現在の隊員数は83名です。
※ サポート隊員について
輪島市での支援活動が長期化することを見据えて、隊員とともに現地で支援活動に取り
組む「サポート隊員」を、公立小中学校及び県立学校の教職員を対象に募集したとこ
ろ、51名から応募がありました。現在、隊員とサポート隊員の混成でチームを編成し
ています。
3 派遣先
・輪島市内(門前地区)の小中学校、高等学校 等
4 活動内容
(1)輪島市内の学校の状況
・地震発生後、市内の小中学校は休校が続いていましたが、児童生徒の学びの場を確保する
ため、市内を3つの地区に分けて、各地1箇所ずつ地区内の児童生徒が通う場所(学校)
を設定し、準備の整った地区から児童生徒を受け入れて、学校活動を再開しました。現在
は全ての小中学校の学校活動が再開されています。
・児童生徒を受け入れている学校では、施設の一部が避難所としての利用が続いていたり、
体育館や運動場も使用できなかったりするなど、さまざまな制約がある中で、工夫しなが
ら学校活動が行われています。
(2)三重県災害時学校支援チームの活動状況
・三重県災害時学校支援チームは、輪島市教育委員会からの要請を受けて、輪島市門前地区
で活動しています。門前地区では、門前東小学校に地区内の児童生徒(小学校2校、門前
中学校)を受け入れて、1月24日(水)から学校活動を再開しています。
・2月13日(火)からは昼食の提供が始まり、午後の学校活動も再開しています。
・2月26日(月)からは、門前中学校の校舎で学校活動が再開しています。
・これまでの活動として、学校活動再開前には、児童生徒を受け入れる門前東小学校の校内
整備(倒れたロッカーや書庫の整理、散乱した書類や図書の片付け等)や、授業実施に向
けた準備(学習用具の整理、オンライン授業実施に向けた環境整備等)などを行いまし
た。
・学校活動再開後は、現地教員が行う授業の補助、オンライン授業のサポート、登下校時の
交通指導、昼食実施の支援、心のケアに向けた取組の支援などを行っています。
・石川県立門前高等学校から支援要請があり、2月15日(木)から同校においても支援活
動を実施しています。
・引き続き、輪島市内の学校が早期に通常の学校活動が再開できるよう、輪島市教育委員会
や、門前地区の各学校長および教職員と意見交換しながら、支援ニーズに応じた活動を行
っていきます。
5 その他
・輪島市には3名ずつのチームで派遣し、現地で先に活動しているチームから引継ぎを受け
て活動します。