三重県教育委員会では、石川県輪島市内の小中学校等の学校再開支援のため、三重県災害時学校支援チーム隊員を派遣しています。このたび、第8次・第9次・第10次隊として、下記のとおり隊員を派遣します。
記
1 派遣期間
第8次 :令和6年2月24日(土)から3月 1日(金)まで
第9次 :令和6年2月29日(木)から3月 6日(水)まで
第10次:令和6年3月 5日(火)から3月11日(月)まで
2 派遣人員
第8次: 隊員2名(小学校教諭1名、中学校教諭1名)
サポート隊員1名(小学校講師1名)
第9次: 隊員2名(小学校教諭2名)
サポート隊員(県立高等学校教諭1名)
第10次:隊員2名(小学校教諭1名、中学校教諭1名)
サポート隊員(県立高等学校教諭1名)
※ 三重県災害時学校支援チームとは
三重県教育委員会では、災害時の学校運営に関する専門的な知識や実践的な対応能力を備る
教職員を育成し、県内外の大規模災害時に被災した学校の早期復旧を支援するため、令和3年
1月15日に設置しました。現在の隊員数は83名です。
※ サポート隊員について
輪島市での支援活動が長期化することを見据えて、隊員とともに現地で支援活動に取り組む
「サポート隊員」を、公立小中学校及び県立学校の教職員を対象に募集したところ、51名か
ら応募がありました。現在、隊員2名とサポート隊員1名の構成でチームを編成しています。
3 派遣先
・輪島市教育委員会(石川県輪島市二ツ屋町2-29)
・輪島市内(門前地区)の小中学校、高等学校 等
4 活動内容
(1)輪島市内の学校の状況
・地震発生後、市内の小中学校は休校が続いていましたが、児童生徒の学びの場を確保するた
め、市内を3つの地区に分けて、各地区1箇所ずつ地区内の児童生徒が通う場所(学校)を設定
し、準備の整った地区から児童生徒を受け入れて、学校活動を再開しました。現在は全ての小
中学校の学校活動が再開されています。
・2月13日(火)からは昼食の提供が始まり、午後の学校活動も再開しました。
・児童生徒を受け入れている学校では、施設の一部が避難所としての利用が続いていたり、体育
館や運動場も使用できなかったりするなど、さまざまな制約がある中で、工夫しながら学校活
動が行われています。
(2)三重県災害時学校支援チームの活動状況
・三重県災害時学校支援チームは、輪島市教育委員会からの要請を受けて、輪島市門前地区で活
動しています。門前地区では、門前東小学校に地区内の児童生徒(2小学校、1中学校)を受
け入れて、1月24日(水)から学校活動を再開しています。
・これまでの活動として、学校活動再開前には、児童生徒を受け入れる門前東小学校の校内整備
(倒れたロッカーや書庫の整理、散乱した書類や図書の片付け等)や、授業実施に向けた準備
(学習用具の整理、オンライン授業実施に向けた環境整備等)などを行いました。
・学校活動再開後は、現地教員が行う授業の補助、オンライン授業のサポート、登下校時の交通
指導、昼食実施の支援、心のケアに向けた取組の支援などを行っています。
・引き続き、輪島市内の学校が早期に通常の学校活動が再開できるよう、輪島市教育委員会や、
門前地区の各学校長および教職員と意見交換しながら、支援ニーズに応じた活動を行っていき
ます。
5 その他
・輪島市には3名ずつのチームで派遣し、現地で先に活動しているチームから引継ぎを受けて活
動します。
・第11次以降の派遣についても調整中です。