大阪府北部を震源とする地震発生を受けて、平成30年6月19日付けで文部科学省通知が発出されました。これを踏まえて、県教育委員会では、市町教育委員会および県立学校に対し、平成30年6月20日付けで、以下のとおり学校施設等の安全点検等の実施について要請するとともに、県としても私立学校等に対して学校施設等の安全点検等の実施について同日付けで依頼しました。
1 文部科学省からの通知
(1)幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校の組積造の塀又は補強コンクリートブロック造の塀(以下「ブロック塀等」という。)について、平成20年3月10日国土交通省告示第282号に定められている判定基準に基づき、耐震対策の状況及び劣化・損傷の状況に係る安全点検を行うとともに、判定基準のいずれかに該当するブロック塀等については、速やかに、注意喚起を行う等の必要な安全対策を実施する。
(2)「学校防災マニュアル(地震・津波災害)作成の手引き」(平成24年3月文部科学省)において「地震による揺れを感じたら、周囲の状況を十分に確認して「落ちてこない・倒れてこない・移動してこない」場所に身を寄せる。ブロック塀や屋根瓦、自動販売機、ガラス、外壁、電線等の落下物や転倒物、液状化や隆起するマンホールなどにも注意が必要。」とされていることを踏まえ、改めて通学路を確認し、地震が起きた際に児童生徒等が自分自身の判断で身を守ったり迅速に避難できるよう、指導を徹底する。
2 県教育委員会から市町教育委員会及び県立学校への通知
(1)ブロック塀等の安全点検について
①平成20年3月10日国土交通省告示第282号に定められている判定基準により、ブロック塀等の耐震対策の状況について点検を実施する。
②目視、下げ振り等により、ブロック塀等に著しいひび割れや破損、傾斜が生じていないかを確認する。
(2) 通学路の安全確認等について
「学校防災マニュアル(地震・津波災害)作成の手引き」を参考に、以下により通学路の安全確認等を実施する。
①通学路において地震発生時に倒壊や落下等のおそれがある塀や壁、建物等がないか点検を行う。
②通学路の確認結果について、児童生徒等や家庭や自治会、学校安全のボランティア団体と共有を行う。
③地震が起きた際に児童生徒等が自分自身の判断で身を守り迅速に避難できるよう、指導を徹底する。
3 私立学校への対応について
私立学校(幼稚園を含む)に対しては、県環境生活部及び子ども・福祉部から同様の依頼を行っています。
4 保育所及び幼保連携型認定こども園への対応について
保育所及び幼保連携型認定こども園(公立・私立)に対しては、子ども・福祉部から各市町へ同様の依頼を行っています。
5 今後の対応について
判定基準の何れかに該当するブロック塀等は、速やかに注意喚起や適切な補修・改修を行うなど、必要な安全対策を講じるよう要請します。
また、7月6日に予定している市町等教育長会議におきまして、今回の安全点検の状況や各市町教育 委員会での防災教育の取組について、意見交換を行い、効果的な取組を共有します。
6 担当課
(県立学校・市町立学校) 三重県教育委員会事務局 学校防災推進監 明石須美子
電話 059-224-3301 FAX 059-224-2319
(私立学校(幼稚園除く) 三重県環境生活部私学課 課長 小川 悟
電話 059-224-2161 FAX 059-224-2408
(私立幼稚園) 三重県子ども・福祉部少子化対策課 課長 高濱 公生
電話 059-224-2404 FAX 059-224-2270