三重県埋蔵文化財センターでは、以下のとおり第43回三重県埋蔵文化財展「古代の土器生産」を開催します。今回の展示では、古代の土器生産の様子がわかってきている明和町所在の北野遺跡などの資料を中心に解説します。また、期間中には、講演会も実施します。ぜひご家族やご友人とお越しください。
1 開催期間 令和6年12月7日(土)から令和7年1月19日(日)まで
2 開催会場 斎宮歴史博物館 特別展示室(多気郡明和町竹川503)
3 開催時間 9時30分から17時00分まで(ただし入館は16時30分まで)
4 観覧料 無料(ただし常設展示を観覧の場合は、別途観覧料が必要)
5 休館日 ・毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
・令和6年12月29日(日)から令和7年1月3日(金)まで
6 展示内容
明和町周辺は古代から現代に至るまで連綿と土器生産が続けられている地域です。古代の土器生産
については北野遺跡等の土師器を生産した遺跡の発掘調査が進み、その実態が解明されています。そ
こで、今回の埋蔵文化財展では特に土師器生産にスポットをあてた展示を行います。明和町北野遺跡
の発掘調査では6世紀中頃から8世紀末まで、約250年間の長きにわたって、土師器焼成坑で土師
器生産が行われていたことがわかっています。土師器焼成坑とは隅丸台形や二等辺三角形に地面を掘
りこんだ穴で、今回の展示ではその特徴について解説します。また、出土資料を時代順に並べ、その
形や作り方等の変遷もご覧いただきます。さらに、明和町本郷遺跡ではこれまでの調査ではわかって
いなかった9世紀初めの土師器焼成坑が見つかっており、その出土資料も展示します。
7 主 催 三重県埋蔵文化財センター
8 共 催 斎宮歴史博物館
9 講演会について
(1)日 時 令和6年12月14日(土) 13時30分から15時00分まで(予定)
(2)会 場 斎宮歴史博物館 講堂
(3)演題等 「明和町北野遺跡を中心とした土師器生産について」
講師 上村 安生(三重県埋蔵文化財センター職員)
(4)参加料 無料
(5)対 象 どなたでも参加できます。事前の申込みは不要です。(先着120名)
10 その他
(1)講演会については、当日の午前9時00分時点で三重県中部または明和町に暴風警報・大雪警報・
大雨特別警報・暴風特別警報が発表されている場合、中止します。
(2)中止の際には、三重県埋蔵文化財センターのホームページでお知らせしますので、来場前にご確認
ください。