令和7年1月31日付けで、下記のとおり懲戒処分を行いました。
記
1 処分実施日 令和7年1月31日
2 懲戒処分に係る被処分者、根拠法令、処分内容及び処分対象事案の概要
(1)四日市市立常磐中学校 教諭 加藤 日比樹(男性37歳)
・ 根拠法令 地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号
・ 処分内容 免職
・ 概 要
上記の者は、令和元年頃、休日に名古屋市内の娯楽施設に行った際、知人から大麻の使用を勧められ、
断ることなく使用しました。その後、令和6年12月頃まで、休日や勤務後、同娯楽施設、知人宅及び名
古屋市内の駐車場に停めた自家用車内において、計30回以上、大麻を使用しました。
また、その期間のうち、令和5年頃から令和6年12月頃の間に、休日に名古屋市内の公園において、
5回程度、大麻を購入し、自家用車内に所持しました。
令和6年12月4日午後9時頃、名古屋市内の娯楽施設駐車場において、自家用車内に所持していた大
麻を車内で使用しました。午後11時30分頃、四日市市北浜田町内の路上において、警察署員から職務
質問等を受けた際、自家用車内の運転席と助手席の間にある小物入れに、大麻を含有する植物片約0.2
19グラムを所持した疑いにより、12月5日未明、四日市南警察署員に逮捕されました。12月25
日、津地方検察庁四日市支部から、大麻取締法違反の罪により起訴されました。
(2)三重県立津東高等学校 教諭(男性59歳)
・ 根拠法令 地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号
・ 処分内容 減給10分の1、1月
・ 概 要
上記の者は、令和6年6月9日午後2時頃、出張先から帰宅するため、自家用車を運転し、津市北河路
町地内の国道を走行していたところ、前方不注意のため、対向車線にはみだしたことに気づかず、対向車
線を進行してきた男性が運転する自家用車右前部に自車中央前部を衝突させました。その結果、同男性に
加療約3か月を要する第1腰椎椎体骨折等の傷害を、同乗していた女性に加療約1週間を要する左半身打
撲等の傷害をそれぞれ負わせました。
この事故により、同人は運転免許停止60日の行政処分、過失運転致傷により罰金70万円の刑事処分
を受けました。
3 今後の対応
児童生徒の健全な育成を指導する責任を負う立場にある教職員のこのような行為は、教育に対する県民
の信頼を著しく損なうものであり、かかる事案が発生しましたことを重く受け止めています。
特に、大麻所持等については、若年層を中心とした大麻の使用拡大が問題となる中、教職員が大麻取締
法等を遵守し、薬物乱用防止に向けて率先して取り組むよう意識の徹底を図る必要があります。そのた
め、全ての教職員に対して、「薬物乱用のない社会を(令和6年度警察庁)」のパンフレットを配布する
とともに、新たに作成する研修資料を活用し、職員研修等を行ってまいります。
加えて、今年度、児童生徒性暴力等をはじめ、体罰・不適切な言動、交通事故、公務外における非違行
為が相次いで発生しているため、「信頼される教職員であり続けるために~不祥事の根絶に向けて~」の
リーフレットを作成しました。全ての学校において、不祥事を絶対に「起こさない」という強い意志を持
ち、同僚にも不祥事を「起こさせない」職場風土を形成することにより、不祥事を絶対「出さない」職場
づくりと、教職員の綱紀粛正について徹底してまいります。