令和5年11月14日付けで、下記のとおり懲戒処分を行いました。
記
1 処分年月日 令和5年11月14日
2 被処分者、根拠法令、処分内容及び処分対象事案の概要
(1)公立中学校 教諭(男性)
・ 根拠法令 地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号
・ 処分内容 免職
・ 概 要
上記の者は、令和4年度、生徒に対してわいせつ行為を行いました。
(2)多気郡多気町松阪市学校組合立多気中学校 教諭(女性55歳)
・ 根拠法令 地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号
・ 処分内容 減給10分の1、1月
・ 概 要
上記の者は、令和4年7月24日午後1時10分頃、私用で自家用普通自動車を運転し、
松阪市駅部田町地内の市道を時速54キロメートル程度で走行していたところ、ゆるやかな
カーブで考え事をしていて運転に集中できていなかったため、対向車線に進入し、対向進行
してきた男性が運転する普通自動車の右前部に自車の右前部を衝突させました。その結果、
同男性に加療約3日間を要する頸椎捻挫等の傷害を、助手席の児童に加療約3日間を要する
鋤骨挫傷の傷害を、後部座席の児童に加療約250日間を要する左側上顎骨折等の傷害を負
わせました。
この事故により、令和5年7月5日に運転免許停止60日間の行政処分、8月31日に罰
金40万円の刑事処分を受けました。
(3)鈴鹿市立神戸小学校 講師(女性23歳)
・ 根拠法令 地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号
・ 処分内容 減給10分の1、1月
・ 概 要
上記の者は、令和5年4月27日午後8時30分頃、勤務後、自家用普通自動車を運転し、
鈴鹿市南玉垣町地内の県道を走行していたところ、考え事をしていて運転に集中できていな
かったため、信号確認を怠り赤信号に気付かないまま、時速35キロメートル程度で交差点
に進入し、わずかにハンドルを切ったが間に合わず、青信号で交差点に進入してきた男性が
運転する普通自動車の左後方ドア部分に自車の前方部分を衝突させました。その結果、同男
性に加療約1か月間を要する頸椎捻挫等の傷害を負わせました。
この事故により、8月17日に罰金70万円の刑事処分、9月4日に運転免許停止30日
間の行政処分を受けました。
3 今後の対応
児童生徒の将来に向けて健全な育成を指導する責任を負う教員のこのような行為は、教育公
務員としてあるまじき行為であり、かかる事案が発生しましたことを重く受け止めています。
児童生徒に対するわいせつ行為は、原則として懲戒免職とするよう懲戒処分の指針で定めて
おり、今後も児童生徒に対する性暴力等を行った教職員へ厳正な対処をしてまいります。
また、セクシュアル・ハラスメントの延長にわいせつ行為があると捉え、ハラスメントへの
理解を深め、児童生徒へのわいせつ行為を未然に防ぐことを目的とした研修資料を作成してい
るところです。今後各学校において、研修資料を活用し、わいせつ行為根絶に向けた取組の一
層の推進をしてまいります。
交通事故については、県教育委員会作成の「コンプライアンス・ミーティング研修資料」を
各校で活用するなどし、改めてこれまでの各自の運転を振り返り、重大な交通事故を防ぐ取組
を行ってまいります。